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怪物くんの登場キャラクター(かいぶつくんのとうじょうキャラクター)ではⒶ">藤子不二雄Ⓐの漫画作品『怪物くん』及びこれを原作とするアニメ、テレビドラマなどに登場するキャラクターについて解説する。特記のない限り説明は原作漫画に準拠する。 * 各キャラクター解説の第一段落は本作を原作としたアニメなどのキャストを示す。 * モノクロ版:モノクロアニメ『怪物くん』 * カラー版:カラーアニメ『怪物くん』 * CR:『CR怪物くん』、および『CR怪物くん デーモンの剣』 * 実写版:テレビドラマ『怪物くん』、および実写映画『映画 怪物くん』 == 怪物くんと怪物3人組 == 怪物屋敷の住人たちで、怪物くんこと怪物太郎とドラキュラ、フランケン、オオカミ男の怪物3人組の4人。 ; 怪物くん : 声 - モノクロ版:白石冬美、カラー版/CR:野沢雅子 演:大野智 : 本作の主人公。本名:怪物 太郎。身長99cm、体重28kg。怪物ばかりが住んでいる、どこにあるのか分からない国「怪物ランド」を総べる怪物王家の皇太子〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「お骨ダンスでコ〜ツコツ」『新編集怪物くん』4巻、ブッキング、2002年、54頁。〕。現国王・怪物大王の実子であり、お供の3匹からは「坊ちゃん」と呼ばれている。普通の小柄な少年に見えるが、手足を自由に伸ばし、様々な顔や姿に変身するなど、多くの超能力を持つ。最大の武器は「1、2、3!」と3つ数えて念力で起こす爆発で、念力を使わなくても密猟者から鉄砲を取り上げて折り曲げてしまったりと、腕っ節自体もめっぽう強い。頬にある3本線はヒゲ。トレードマークの帽子は寝ている時にも外さないが、最終話でその秘密が読者(視聴者)にのみ明かされる(初めて脱いだ時には、雲で隠れていた)。王位継承にあたって修業のために人間界を訪れ、そこで出会ったヒロシと半ば強引に友人となり、ヒロシ姉弟が住むアパートの部屋の隣室を借りる。太郎の部屋には冷蔵庫しかないが、その中は怪物屋敷の厨房へと繋がる通路になっている。常識外れでプライドが高く、短気でわがままな性格であり、それを諌める者を「うるさーい!」と一喝する。その一方で情に厚く、ヒロシには強い友情を抱いており、怪物大王がヒロシを石に変えた際に反抗するなど彼を傷付ける者に対しては激しい怒りを見せ、ヒロシの面子を立てるために行動することもある。あんみつが大好物。弱点は雷で、雷鳴を聞いただけですくんでしまい何も出来なくなる。 : 藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に、「怪物くんぼうし」(藤子・F・不二雄大全集14巻に収録)という“被ることで手足を自由に伸び縮みさせることができる”帽子が登場した。また、同作の「なんでも空港」には怪物くん本人がカメオ出演している〔藤子・F・不二雄「なんでも空港」『ドラえもん』32巻。〕(但しアニメ版では登場せず)。劇場アニメ『忍者ハットリくん+パーマン――忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』のオープニングのワンシーンに登場し、アニメ版ドラえもんスペシャルではドラえもんとの共演を果たしている〔藤子不二雄原作、桜井正明脚本、笹川ひろし総監督、原田益次監督『忍者ハットリくん+パーマン――忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵』シンエイ動画・小学館・テレビ朝日、1985年。〕。 ; ドラキュラ : 声 - モノクロ版:大竹宏、カラー版/CR:肝付兼太 演:八嶋智人 : 怪物くんのお供の一人。身長183cm、体重33kg。爵位は伯爵。祖父は公爵、父は侯爵という由緒正しい一族の出身〔貴族の爵位は世襲出来るはずで、この設定は少々おかしい。〕という経歴を買われ、主に怪物くんのしつけと学問教育を担当するが、あまり言う事を聞いてもらえていない。黒いシルクハットとマント、モーニングコートを普段着としている。潔癖でプライドが高い。「怪物魔物学」の学者でもあるため豊富な知識を持ち〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「ミスターシャドー」『新編集怪物くん』6巻、ブッキング、2002年、136頁。〕、特に怪物や妖怪には詳しい。吸血鬼だが吸血行為を禁じられており、代りにトマトジュースを飲んでいる。吸血の応用として、体内に入った毒素等を吸いだすという、他の吸血鬼には真似のできない高等技術を持つ。愛用のマントの力による飛行能力を持ち、これを着用すれば他の者でも飛べるが、普通の人間が長時間着用するとコウモリになってしまう。下僕として吸血コウモリを使役し、主に偵察を任せる。ベラボー星人ほどではないが〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「ベラボー怪星人」『新編集怪物くん』2巻、ブッキング、2002年、15頁。〕、催眠術で他者を操ることができる〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「怪物くんゆうかいされる」『新編集怪物くん』1巻、ブッキング、2002年、63頁。〕。ニンニクと十字架と日光に弱いが、怪物ランドでは日中でも活動可能。人間界では昼は地下室の棺桶で眠り、夜起きて散歩に繰り出すという生活スタイルである。不死身のため、何度死んでも生き返ることができる(ただし、銀の弾丸を撃ち込まれたら摘出しないと生き返れない)。普段は呼吸もしておらず、宇宙空間でも宇宙服を着用せず活動することができる〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「宇宙怪獣を襲撃せよ」『新編集怪物くん』5巻、ブッキング、2002年、141頁。〕。一人称は「あたし」で、語尾に「~ザマス」、「~ザンス」をつけて話す。 ; オオカミ男 : 声 - モノクロ版:兼本新吾、カラー版:神山卓三、CR:緒方賢一 演:上島竜兵 : 怪物くんのお供の一人。身長164cm、体重101kg。怪物ランドのガンス地方出身。普段は坊主頭で小太りの中年男性にしか見えないが、満月や丸い物を見ると狼に変身する。ただし単なる丸い物(切り株など)の場合、中途半端な変身となる。満月の場合は太陽が昇ると元に戻る。狼特有の鋭い嗅覚と素早い動作から繰り出される牙と爪が武器。本人曰く「普段の人間体が真の姿」であり、作中でも時折「怪物の中では人間に近い」とする発言があるが、怪物ランドでは常に狼の姿で過ごす。一般の狼に対しても仲間意識を抱いている。狼に変身しないと力を発揮できず、ほぼ人間並みの能力しか持たない通常時との激しい落差が唯一にして最大の弱点。怪物ランドでは著名な料理人で、怪物屋敷の食卓や家事を担っている。但し月見うどん等の卵黄を見ても変身してしまうため、人間達の前で料理の腕を振るうのは困難。気さくで人がよく、世話好き。好物はバームクーヘン。一人称は「あっし」で、語尾に広島弁のように「~ガンス」とつけて話す。 ; フランケン : 声 - モノクロ版:今西正男、カラー版:相模太郎 → 兼本新吾、CR:?→富田耕生(デーモンの剣) 演:チェ・ホンマン : 怪物くんのお供の一人。身長297cm、体重252kg。フランケンシュタイン博士の作った人造人間(フランケンシュタインズ・クリーチャー)である。大柄で強面だが、のんびり屋で心優しく泣き虫。頭は弱いが、怪力と手先の器用さを生かし、主に屋敷の手入れや買い物の荷物持ちを担当する。青いコートに赤と黄色の縞模様(これはジャイアンのものを流用。ドラマでは白と黒の縞模様)のシャツを着た姿。怪物くんのボディーガードも兼ねるが、総合的な戦闘力は念力を使える怪物くんの方が上なので、その意味での活躍はそれほど多くない。しかし、怪物くんの弱点である雷を操る怪物が現れた際には、雷=電力をエネルギー源とするフランケンがこれに立ち向かって倒し、護衛の任を果たしている。「フンガー」(ドイツ語で「空腹」を意味する)としかしゃべらないが(時々「フガー」と発音することもある)、怪物同士では何故か話が通じている(初期の頃は「フンガー」ではなく、「ウー」だった〔Ⓐ">藤子不二雄Ⓐ「怪物くんゆうかいされる」『新編集怪物くん』1巻〕。アニメ版では、怪物ランドの息子に宛てて書いた手紙も「フンガー」をいくつも書き並べただけの文章だった)。怪物くんと敵対する悪魔組織デモーニッシュの刺客であるアーシュランの魔力により、一時的に人間の言葉を話せるようになったことがある。カラー版では声を当てた相模が我慢できなくなり少しではあるがアドリブで普通の台詞を入れている。基本はポーカーフェイスであるが、怒る時は怒り、笑う時は笑う。フランケンは『ドラえもん』、『ミス・ドラキュラ』にも登場している〔藤子・F・不二雄「お化けツヅラ」『ドラえもんプラス』3巻。〕。アニメの第一作と第二作で体型にかなりの違いがあり、第一作では比較的スリムで手足も長く描かれているのに対し、第二作では身長に対して横幅が広く、手足も短いズングリした体型に描かれている。原作では、これらの中間的な姿になっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「怪物くんの登場キャラクター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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