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第一次怪獣ブーム (だいいちじかいじゅうブーム)とはテレビ番組『ウルトラQ』、『ウルトラマン』の影響で、巨大な「怪獣」が登場する特撮TV番組が相次いで制作され、児童を主体として爆発的に「 怪獣 」がブームとなった社会現象である。期限としては1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)頃である。 == 概要 == 1966年(昭和41年)、映画「ゴジラシリーズ」の生みの親である円谷英二が設立した「円谷特技プロダクション」が、TBSで『ウルトラQ』を放映開始。それまでは映画でしか見られなかった怪獣たちが、これを皮切りに毎週テレビに登場。続く『マグマ大使』(フジテレビ)、『ウルトラマン』(TBS)の放映によって、子供たちの間に「怪獣ブーム」と呼ばれる爆発的な社会現象となったもの。 この社会現象は当時、マスコミによって「怪獣ブーム」と名づけられたが、「第一次怪獣ブーム」との呼称で文献に現れるのは1979年(昭和54年)発行の「別冊てれびくん1・ウルトラマン」(小学館刊)、「空想特撮映像の素晴らしき世界・ウルトラマンPART2」(朝日ソノラマ刊)、「大特撮」(有文社刊)からである。1971年(昭和46年)から始まる「第二次怪獣ブーム」は、等身大ヒーローが主流であり、当時のマスコミは「変身ブーム」と呼んだ。 以後、出版物や玩具市場にも怪獣関連商品が立ち並び、テレビ・映画界では各社こぞって怪獣の登場する作品を制作。主な製作会社は円谷特技プロダクション、ピー・プロダクション、東映など。まだカラーテレビが普及していない時代であり、作品はカラー、モノクロを問わなかった。『ウルトラQ』に続く番組枠では、東映が『ウルトラマン』の後番組として巨大怪獣の登場する『キャプテンウルトラ』を制作、本家円谷特技プロはさらに『ウルトラセブン』へと作品を継続、ブームの屋台骨となった。 また、「ウルトラマン」が決定づけた「変身する巨大ヒーロー」の意匠は、東映による巨大ロボットを主役とした『ジャイアントロボ』で、巨大な怪獣と互角に戦う巨大ロボットヒーローのバリエーションも生み、話題となった。 これらの作品はどれも高視聴率を獲得し、大いにブームを過熱させた。しかし当時は商品化ビジネスが確立しておらず、特撮を用いた番組製作に必要な莫大な製作費は、制作プロダクションに高負担を強くこととなり、ほとんどの作品は人気を得ながらも放映期間は短命に終わっている〔『日本ヒーローは世界を制す』(角川書店)〕 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第一次怪獣ブーム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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