|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 恋 : [こい] 1. (n,vs) love 2. tender passion ・ 恋文 : [こいぶみ] 【名詞】 1. love-letter ・ 文 : [ぶん] 【名詞】 1. sentence ・ 技 : [わざ] 【名詞】 1. art 2. technique ・ 技術 : [ぎじゅつ] 【名詞】 1. art 2. craft 3. technique 4. technology 5. skill ・ 術 : [すべ] 【名詞】 1. way 2. method 3. means
『恋文の技術』(こいぶみのぎじゅつ)は、森見登美彦による小説。単行本はポプラ社より2009年3月6日刊行(ポプラ文庫にもなっている)。いわゆる書簡体小説であり、物語は全て、ある人物から別の人物への手紙の形式で書かれている。 == 登場人物 == ; 守田一郎 : クラゲの研究のため、京都から能登半島の付け根にある能登鹿島駅近くの、人里離れた実験所へ送り込まれた大学院生。「文通武者修行」と称して、友人・先輩・妹などへ大量の手紙を書き始める。将来の目的は、手紙一本で女性を篭絡する「恋文の技術」を会得し、恋文代筆のベンチャー企業を興すこと。だが、伊吹に対する恋文だけはなかなか思うように書けない。 ; 小松崎友也 : 守田一郎の友人。周囲の人間から「マシマロマン」「阿呆のパイオニア」と評されている。守田一郎の文通相手第一号だが、何を思ったか自らの恋愛相談を持ちかける。おっぱい星人である。 ; 大塚緋沙子 : 守田一郎が所属する大学院の研究室の先輩。研究室に君臨する女帝。自らの楽しみのために、周囲の人間を振り回すのが趣味。般若心経を貼り付けたマンドリンを所持する。「洛北マンドリン四天王」の一人。守田がのとじま水族館のイルカに話しかけて孤独な心を癒していると聞いて、「雌のイルカを追い回している」という噂を流す。 ; 谷口誠司 : 能登鹿島臨海実験所に勤める研究員で、その厳しさから「軍曹」と恐れられる。日々、実験に失敗する守田一郎を罵倒しつつ、謎の腔腸動物を浸した怪しげな「精力剤」を愛飲しては般若心経を貼り付けたマンドリンをかき鳴らして自作の歌を歌う。「洛北マンドリン四天王」の一人。 ; 森見登美彦 : 守田一郎の大学部時代のクラブの先輩。現在は作家をしているが、後輩である守田一郎からは『京都近辺のことしか書かないから、そのうち自家中毒になる』『自己管理能力が無い』『自分へのファンレターを恋文と勘違いしているに違いない』などの評価を手紙で送りつけられる。 ; 守田薫 : 守田一郎の妹。高校3年生。翌年に大学受験を控えているが、ニーチェや著作権の本を読んだりと、その知的好奇心の範囲は兄をも驚かせる。将来の夢は高等遊民または宇宙飛行士、でなければ何にもなりたくない。「大日本乙女會」の会員。 ; 三枝麻里子 : 小松崎が恋焦がれている女性。偶然だが、守田一郎の後に間宮少年の家庭教師となる。「大日本乙女會」の会員。 ; 間宮少年 : 守田一郎がかつて家庭教師をしていた小学4年生の少年。守田一郎曰く「見どころのある少年」。新しい家庭教師であるマリ先生(=三枝麻里子)を好きになり、小松崎を恋敵とみなしている。 ; 伊吹夏子 : 守田一郎の大学部時代の同輩、かつ片恋の相手。大学院へは進学せずに就職した。「大日本乙女會」の会員。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「恋文の技術」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|