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FUD(英: Fear, Uncertainty and Doubt、直訳すると「恐怖、不安、疑念」)は、販売、マーケティング、パブリック・リレーションズ〔FUDは "Fear Uncertainty and Disinformation"(直訳すると「恐怖、不安、偽情報」)の略とされることもある。例えば、 p. 179〕、政治、プロパガンダで使われる修辞および誤謬の戦術の一種。FUDとは一般に、大衆が信じていることに反するような情報を広めることで、大衆の認識に影響を与えようとする戦略的試みである。例えば、個々の企業が競合他社の製品について悪い印象と憶測を与えるためにFUDを利用する。すなわち、他社製品に乗り換えるにはコストが掛かりすぎると思わせたり、潜在的ライバルでもあるビジネスパートナーに対して影響力を保持しようとしたりする場合である。FUDの技法は粗野で単純な場合もあるし、間接的な手法を使った巧妙なものである場合もある。 この用語は、コンピュータハードウェア業界での偽情報戦術を表す言葉として生まれ、その後より広い意味で使われるようになっていった〔例えば、商業活動や政治活動やマーケティングとは無関係な社会動学の文脈でもFUDという用語が使われている。〕。FUDは恐怖に訴える論証の具体例でもある。 == 定義 == FUDという言葉を最初に使ったのはジーン・アムダールで(1975年ごろ)、彼がIBMを退職して自身の会社アムダール社を創業した後のことである。彼は「FUDとは、アムダールの製品も考慮していたかもしれない潜在的顧客に対してIBMの販売員が教え込む恐怖と不安と疑念である」と述べている〔Gene Amdahl, quoted in Eric S. Raymond, ''The Jargon File: FUD ".〕。また、モルガン・スタンレーの古参コンピュータアナリスト Ulrich Weil が起源とする説もあるが、実際のところFUDという省略形でなければ1920年代ごろから使われていたフレーズであった〔"Suspicion has no place in our interchanges; it is a shield for ignorance, a sign of fear, uncertainty and doubt." Caesar Augustus Yarbrough, The Roman Catholic Church Challenged, p. 75. The Patriotic Societies of Macon, 1920.〕〔"Again he was caught in a tempest of fear, uncertainty and doubt." Monica Mary Gardner, The Patriot Novelist of Poland, Henryk Sienkiewicz, p. 71. J.M. Dent ; E.P. Dutton & Co, 1926.〕。 エリック・レイモンドは次のように書いている。 :(訳)その考え方はもちろん、競合他社の製品ではなく安全なIBMの製品を買わせるべく説得することだった。この暗黙の強制はIBMを選んだ人に明るい未来を約束することで行われてきたが、同時に競合他社の装置やソフトウェアの未来は暗い影で覆われていった。1991年以降、この用語は競争相手に対して偽情報を使うあらゆる手法を指すようになった。 あまりよく知られていない製品の欠点について疑わしい情報を広めることにより、相対的な技術的利点がどうであれ、意思決定者が大企業の製品ではなくその他社の製品を選ぶことを思いとどまらせることができる。これは実際に認識されている現象であり、「IBM製品を購入してクビになった者はいない」という言葉がそれを端的に表している。結果として多くの企業のIT部門は、技術的には他社製品が優位だと分かっていても、経営陣がブランドとして認識している企業の製品を購入することになる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「FUD」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Fear, uncertainty and doubt 」があります。 スポンサード リンク
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