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恐怖の頭脳改革(きょうふのずのうかいかく、Brain Salad Surgery)は、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(以降、ELPと記す)が1974年に発表したアルバムである。ELPの代表作とされる。 == 解説 == 1973年初頭にELP自身がレコード・レーベル「マンティコア」を設立し、本作はそのマンティコアから初めてリリースされたELPのアルバムである。前作の『トリロジー』から約1年半ぶりであり、ELPの全盛期の最後のスタジオ録音作品とされている。 それまでのELPは2~3ヶ月でアルバムを仕上げていた。そのため、約半年程度で新作をリリース出来ていたが、本作は9ヶ月かかったと伝えられている。レコーディングの途中でツアーが開始されたり、キース・エマーソンが音楽的に行き詰ったりといったトラブルに相次いで見舞われ、11月の全米ツアーには間に合う形で発売された。 「悪の教典#9」の一部ではグレッグ・レイクがエレキ・ギターを弾き、エマーソンが右手でキーボードを弾きながら左手のモーグ・シンセサイザーでベース・パートを補完することにより、4ピースバンドスタイルをトリオ編成で実現した。「悪の教典#9 第1印象 パート1」ではエマーソンがボーカルとクレジットされているが、実際には、歌詞の中の「ハロー!」の部分をエフェクトをかけた声で叫んでいるだけで、ボーカルはレイクによるものである。 マンティコアと契約したピート・シンフィールドが作詞で参加している。また、アルバム・ジャケットはH・R・ギーガーが原画を担当している。2005年11月5日に、このアルバムの原画二枚がチェコのプラハで開催されたギーガーの個展で盗難に遭い、それ以来行方不明となっている。現在も尚ギーガーの公式サイトでは情報を募ると共に、発見者に対して懸賞金を提示している。ちなみに、原題Brain Salad Surgeryはフェラチオの意味があるスラングで、ジャケットをよく見ると陰茎らしきものが写っている。ジャケットを描いたギーガー自身もそのことを意識して制作したようである。 また、円形のELPロゴが初めてジャケットに使われたアルバムでもある。 なお、録音エンジニアは、前作までエディ・オフォードだったが、本作からはジェフ・ヤングとクリス・キムジィに交代している。 イギリスでは最高2位(1位はイエスの海洋地形学の物語)、アメリカでは最高11位まで上昇している。ELPの最高傑作に挙げられることもあるが、セールス的にはそれほど大きな成功は得られなかった。新装盤やリマスター盤が発売される頻度も高く、ELPのスタジオ作品の中で初めてDVDオーディオ盤が出たのも本作である。 このアルバムに先行するシングル盤として、アルバムと同じタイトルの曲「恐怖の頭脳改革」が発売されたが、結局はアルバムには収録されなかった〔後のアルバム「作品第2番」に収録されている。〕。アルバムの1曲目「聖地エルサレム」はシングル盤としても発売されている。この曲はイギリスの賛美歌「エルサレム」をアレンジした曲である。2曲目の「トッカータ」はアルベルト・ヒナステラ作曲の「ピアノ協奏曲第1番第4楽章」をアレンジした曲である。 2000年に、RhinoからDVD-AUDIO盤がリリースされている。オリジナルのマルチ・テープから5.1chにリミックスされ、96kHz/24bitでサンプリング収録されている。音質も音場効果も非常に優れているが、音響システムを選ぶ傾向があり、よほど優れたオーディオ・サラウンド・システムで無い限り、バランスの良い再生音が得られない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「恐怖の頭脳改革」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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