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『恐怖王』(きょうふおう)は、江戸川乱歩の著した中編探偵小説である。 1931年(昭和6年)6月から1932年(昭和7年)5月まで、『講談倶楽部』に掲載された(『魔術師』の最終回と第一回が同時掲載)。挿絵は第二回まで林唯一、第三回以降は嶺田弘。なお連載中、8月、11月、12月と合計3回、休載している。 賑やかな内容であるが、中盤から荒唐無稽な展開が多くなり、多くの謎は最後まで明らかにされることなく、唐突に結末がつけられている。乱歩は、この作品を失敗作だと見なしていた。 初刊は1932年5月に出版された平凡社版『江戸川乱歩全集」の第13巻。 == 主要登場人物 == ;恐怖王(きょうふおう):世間を恐怖に陥れようとする、自己顕示欲の強い犯罪者。様々な手段を使って己の名を喧伝する。 ;黒瀬 三吉(?)(くろせ さんきち):通称、ゴリラ男。ゴリラのような醜い容貌で、頭をオールバックにしている。 ;大江 蘭堂(おおえ らんどう):探偵作家。恐怖王に付け狙われている。 ;布引 庄兵衛(ぬのびき しょうべえ):銀行家。数日前に娘を亡くす。 ;布引 照子(ぬのびき てるこ):庄兵衛の娘。肺炎で世を去る。 ;鳥井 純一(とりい じゅんいち):庄兵衛の銀行に勤める若い行員で、照子の婚約者。 ;花園 京子(はなぞの きょうこ):大江蘭堂の恋人。恐怖王の魔手にかかる。 ;喜多川 夏子(きたがわ なつこ):美しい未亡人。大江蘭堂の小説の愛読者。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「恐怖王」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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