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ツツガムシ病(ツツガムシびょう)は、ツツガムシリケッチア(''Orientia tsutsugamushi'')の感染によって引き起こされる人獣共通感染症の1つであり、ツツガムシ(ダニ目ツツガムシ科のダニ)の幼虫が媒介する。感染症法の4類感染症に指定されている。 == 概要 == 日本紅斑熱と症状が酷似している。日本では新潟県、山形県、秋田県における風土病と考えられていたが、実際には南アジア、東南アジア、オーストラリア北部、朝鮮半島、カムチャッカ半島など広く存在する。「新型」と「古典型」の2型に分類される。日本での発生状況を見ると、古典型は山形県・秋田県・新潟県などで多く、新型は沖縄県〔や離島〔伊豆諸島・利島 (としま) におけるつつが虫病の初報告例および第2例], 感染症学雑誌 Vol.65 (1991) No.5 P591-596, 〕など全国的に発生が報告されている。 ツツガムシの幼虫は0.2ミリほどの大きさで肉眼で確認することが難しく、アカツツガムシ以外に吸着された場合にはほとんど痛みや痒みを感じない。刺された覚えのない発病者も多く、症状の初期はインフルエンザ様を示すこともあり、医師がリケッチア感染症を疑い早期に確定診断することが重要になる。「薮チフス」とも呼ばれるが、病原菌は腸チフスやパラチフスを含むサルモネラ属ではなく、発疹チフスを含むリケッチア科に含まれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツツガムシ病」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scrub typhus 」があります。 スポンサード リンク
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