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悪路神の火(あくろじんのひ)は『諸州採薬記抄録』や佐々木貞高(為永春水)の随筆『閑窓瑣談』に記されている日本の怪火。伊勢国、あるいは伊勢のうち田丸領間弓村(現三重県度会郡玉城町)の猪草が淵に現れたとされる。 == 概要 == 以下、天保12年(1841年)刊行の『閑窓瑣談』より概略を記す〔「閑窓瑣談(後編)」(『日本随筆大成 巻7』吉川弘文館、1927年) 〕。 猪草が淵は幅十間(約18メートル)ばかりの川に、水際まで十間を越える高さに丸木橋を渡す。水底は深く、さらに周囲には山蛭が多く住む大変な難所であった。このあたりに出没したのが悪路神の火である。雨の降る夜に特に多く現れ、誰かが提灯を灯しているかのように往来する。この火に出会った者は、素早く地に伏して通り過ぎるのを待ち、逃げ出せばよい。このようにせず、うっかり近づけば病に侵され、大変な患いになるという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「悪路神の火」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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