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悲劇の誕生 : ミニ英和和英辞書
悲劇の誕生[ひげきのたんじょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

悲劇 : [ひげき]
 【名詞】 1. tragedy 
: [げき]
 【名詞】 1. (1) drama 2. play 3. (2) powerful drug (abbr) 
誕生 : [たんじょう]
  1. (n,vs) birth 2. creation 3. formation 
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 

悲劇の誕生 : ウィキペディア日本語版
悲劇の誕生[ひげきのたんじょう]

悲劇の誕生』(ひげきのたんじょう、''Die Geburt der Tragöd''ie)はフリードリヒ・ニーチェによって19世紀1872年)に書かれた著作。『音楽の精神からの悲劇の誕生』(''Die Geburt der Tragödie aus dem Geiste der Musik'')が正式なタイトル。
*造形芸術をギリシャの神アポロン音楽芸術をディオニュソス象徴させ、悲劇(および劇文学)を両者の性質をあわせ持った最高の芸術文学)形態であるとした。
*アポロンに理性を象徴させ、ディオニュソスに情動を象徴させた。
*ディオニュソス的根底にルター、カント、バッハ、ベートーベン、ドイツ精神がつながるとした。
*三大悲劇詩人ソフォクレスアイスキュロスエウリピデスのうち、エウリピデスは悲劇を終わらせ、ソクラテス的な主知主義へと導いた存在であると述べている。
*ニーチェはこの本の中でリヒャルト・ワーグナー楽劇に悲劇の再生を見ている。
==背景==
ニーチェが『悲劇の誕生』を執筆していた当時、彼の生地であるプロイセンはフランス(普仏戦争1870年~1871年)と戦争をしていた。バーゼル大学の教授だったニーチェは、看護兵を志願し、従軍。しかし、赤痢ジフテリアにかかり二ヶ月ほどで除隊した。
ニーチェはこの本の中で『自己批評の試み』として当時を顧みているが、その中で
「この本の生みの親となった謎の好きな瞑想家は、どこかアルプスの一隅に腰を据えて、謎を解こうとひどく考え込んでいた。つまり、大いに頭を悩ませながらも、同時にしごくのんびり構えていたわけなのだ。」
と述べている。
ニーチェのギリシア芸術の明朗さへの疑問は、彼がメッツの城塞で兵として再起した際も念頭を離れることはなかったという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「悲劇の誕生」の詳細全文を読む




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