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多くの作品において完全な機械化を標榜し、人間をはじめとした生命体はもとより、ありとあらゆる物を機械として構築しようとする一大勢力として描かれる。徹底した機械化を標榜する組織の性質上、その構成員の多くはサイボーグとして自分の肉体を機械化した者や、アンドロイド、ロボットなどで占められている。組織のリーダーを含めて構成員の多くは生身の人間を見下す傾向があり、人間の奴隷化などを目的として侵略行為に及ぶなど、人間側の立場で行動する主人公の敵組織として登場するケースも少なくない。また、人間のもつ愛や怒りなどといった感情に対しては否定的であり、そうした感情に流されたり捉われることを良しとしない傾向がある。 本項では、松本零士の漫画『銀河鉄道999』、ならびにそれを原作としたアニメなどに登場する機械帝国について詳述する。 == 概要 == メーテルの母・女王プロメシュームの手により建国された強大な帝国。機械化帝国ともいう〔東映の公式サイトなどではこの表記が使われているが、原作・アニメともに劇中でこの呼称は使用されていない。『999』からのスピンオフ作品であるWEBドラマ『ユマの物語 ~シンフォニーNo.V~』では、機械化帝国で呼称を統一している。〕。原作でのプロメシュームの側近・メノウ曰く「大宇宙の歴史上最大最強の大帝国」。プロメシュームが自らの理想を実現するべく、機械の体になることで永遠の命を手にした者達が悠久の時を過ごす理想郷を形にしたものである。 その首都たる惑星はメーテル曰く「大母星」であり、アンドロメダ星雲の中心に位置し、機械化人のユートピアにして故郷である。TV版は惑星プロメシューム、映画2作目と原作では惑星大アンドロメダとそれぞれ名称が異なる。なお、映画1作目の惑星メーテル(機械化母星)は、映画第2作との関係から機械帝国の首都ではないとされる。大母星・機械化母星はいずれも、機械の建造物として構築されている人工の惑星にして銀河超特急999号の終着駅であり、映画2作目の惑星大アンドロメダを除き、劇中で機械の体をタダでくれる星と語られる。歯車のマークを使用しており、これはプロメシュームの額や映画1作目に登場する機械化人の医師団が着用している白衣のほか、帝国側で毎年刊行している機械の体のカタログなどに使われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「機械帝国」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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