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想定線(そうていせん)、またはイマジナリーライン とは、映画やビデオを撮影する場合の用語で、2人の対話者の間を結ぶ仮想の線、あるいは人物、車両等の進行方向に延ばした仮想の線をいう。 ==概要== 映像は鑑賞する者を時間的に拘束する(かつては、見直しのきかなかった)媒体である。イマジナリーラインとは、そんな映像を一度見ただけで理解できるようにするために発明された、原則の1つである。 原則的には、イマジナリーラインをまたいだカメラの移動は行わない。図1で例えると、人物甲と人物乙を結ぶ線(延長部分を含む)がイマジナリーラインである。Aのカメラ位置で撮影したカットを入れると、次にBのカメラ位置で乙を撮影することはあっても、Cでは撮影しない。右図の(A→B)は自然な感じがするのに対し、(A→C)では2人が向き合っている感じがしない。進行方向のイマジナリーラインを越えると、機関車の走行方向が逆になって見えるなどといった現象が起きてしまう。 通常、イマジナリーラインを越えた撮影は避けるので、機材やスタッフは最初にカットを入れた際のカメラ側に置くと映り込みがなく好ましい。 イマジナリーラインを越えて撮影する場合、背景や機材等も移動させる必要があり、大掛かりな作業になる事が多い。ちなみにこれをどんでんが返る、どんでん返しするという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「想定線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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