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意識のハーダー・プロブレム : ミニ英和和英辞書
意識のハーダー・プロブレム[いしき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

意識 : [いしき]
  1. (n,vs) consciousness 2. senses 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

意識のハーダー・プロブレム ( リダイレクト:意識のハード・プロブレム#意識の超難問 ) : ウィキペディア日本語版
意識のハード・プロブレム[いしきのはーど ぷろぶれむ]
意識のハードプロブレム(いしきのハード・プロブレム、英:Hard problem of consciousness)とは、物質および電気的・化学的反応の集合体である脳から、どのようにして主観的な意識体験(現象意識クオリア)というものが生まれるのかという問題のこと。意識のむずかしい問題意識の難問とも訳される。オーストラリアの哲学者デイヴィド・チャーマーズによって、これからの科学が正面から立ち向かわなければならない問題として提起された〔Chalmers, David J. (1995) "Facing Up to the Problem of Consciousness(PDF)" . ''Journal of Consciousness Studies'' 2(3):pp. 200-219.〕。対置される概念は、脳における情報処理の物理的過程を扱う意識のイージープロブレム(Easy Problem of Consciousness)である。
 

== 概要 ==
意識のハードプロブレムは、1994年当時「意識に関する大きな問題は、もう何も残されていない」と考えていた一部の神経科学者や認知科学者、関連分野の研究者に対する批判として提示された。
当時の研究者が「解けた」と考えていたのは全て意識に関するやさしい問題ばかりであり(これを意識のイージー・プロブレムと言う)、真剣に議論されてさえいない「意識に関する本当に難しい問題」がまだ残されている、とした。それは具体的には次のような問題である。すなわち
#物質としての脳の情報処理過程に付随する主観的な意識的体験クオリアというのは、そもそも一体何なのか?
#そしてこれら主観的な意識的体験やクオリアは、現在の物理学が提示するモデルの、どこに位置づけられるのか?
チャーマーズは現象的意識は現在の物理学の中には含まれていないとし(ゾンビ論法)、ハードプロブレムは現在の物理学の範囲内では解決不可能とする。その上で、物理学の拡張を訴えている。ハードプロブレムはこれからの科学、とりわけ物理学が、真剣に向き合っていかなければならない問題として、心の哲学心身問題自由意志の問題を議論する哲学の一分科)を中心にその詳細が議論されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「意識のハード・プロブレム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hard problem of consciousness 」があります。




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