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『愚かな者の語ること』(おろかなもののかたること)は、GRAPEVINEの12枚目のアルバムである。2013年4月24日にロッカールームより発売された。 ==概要== *前作『Best of GRAPEVINE 1997-2012』より約7か月ぶり、フルアルバムとしては『真昼のストレンジランド』以来約2年3か月ぶりとなるリリース。フルアルバム間のインターバルとしては最長となった〔これまでは、『イデアの水槽』~『déraciné』の約1年8か月が最長であったが、どちらもこの間にミニアルバムがリリースされている。アルバム同士のリリース間隔では、『déraciné』~『From a smalltown』の約1年6か月が最長である。〕。また、今作がポニーキャニオン在籍時代に発売された最後の作品となった。 *田中によると、今作で唯一決めていたことは「タイトルをすべて日本語にすること」であったという〔渡辺裕也によるライナーノーツより〕。結果としてタイトルには数字(「1977」)やカタカナ(「コヨーテ」)が使われたため、全て日本語では無くなったものの、バンドのアルバムでは初めて楽曲タイトルに英語が入らないアルバムとなった。 *タイトルの意味について田中は、今作が一つの言葉で語るのが難しかったため、「ソングス・オブ~」という形式のタイトルを思いつき、「ソングス・オブ・エクスペリエンス・アンド・フォーリーズ」にしたという〔GRAPEVINE、久々のセルフプロデュースアルバム『愚かな者の語ること』をリリース! 2013年4月24日付 EMTG MUSIC〕。直訳すると「経験と愚行の歌」になるが、それでは面白くないとのことから、田中が気の利いた訳を考えた結果、このタイトルになった〔。 別のインタビューでは「今回のアルバムが短編集っぽい」ことや、「よくよく考えると、曲の中にまともな人が出てこないので、こういう感じかな」とも発言している〔「Guest Room」 2013年4月14日付〕。 *今作は『イデアの水槽』以来となる全曲セルフプロデュースとなっている〔GRAPEVINE、セルフプロデュースの新アルバム発売決定 2013年2月23日 ナタリー〕。アルバムの製作指揮は「誰も(仕切り役を)しないからしょうがなく(笑)」という理由から〔 2013年4月24日付〕西川が取っており〔、本人曰く「次はこうしましょう、みたいな添乗員のような役割」を担っていたという〔。 *本作の録音は大きく2回に分けて行われている〔。2012年末に「無心の歌」、「1977」、「なしくずしの愛」といった作品の顔となる楽曲を形にし、それを踏まえた上で年明けに新たな楽曲が書き加えられた〔。亀井曰く、今回の作曲はかなり難航したとのこと〔。 *アルバムのリリース発表時には、シングル曲のリリースに関するアナウンスは無かったものの、後に先行シングルとして「1977」のタワーレコード限定発売が発表された〔GRAPEVINEアルバム先行シングルに15周年記念ライブ音源 2013年3月15日 ナタリー〕。 *今作は通常盤と初回限定盤の2種類でのリリースとなっている。初回盤には、2012年9月26日にNHKホールで行われた15周年記念ライブより10曲のライブ映像と、「1977」のレコーディング風景を捉えたスペシャル・ムービーが収録されたDVDが付いており〔GRAPEVINEアルバム全貌判明、初回盤に15周年ライブ10曲 2013年3月23日付 ナタリー〕、ジャケットも「アナログ盤LPレコード・ジャケット仕様」となっている。このうち、15周年ライブの映像から「here」と「TIME IS ON YOUR BACK」の2曲が、YouTubeのバンド公式チャンネルで先行公開された。 *2013年5月6日付のオリコンのアルバムチャートで、週間8位、デイリーランキングで3位にランクインした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「愚かな者の語ること」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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