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『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』(オーパス・オールタイム・ベスト イチキュウナナゴ カラ ニーゼロイチニ)は、山下達郎通算4枚目のベスト・アルバム。2012年9月26日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。 == 解説 == シュガー・ベイブ「DOWN TOWN」〔シュガー・ベイブ「DOWN TOWN」 1975年4月25日発売 NIAGARA ⁄ ELEC EP:NAS-001〕から2012年最新作「愛を教えて」まで、37年間に発表された作品からレーベルを超えて選曲された初のオールタイム・ベスト・アルバム。通常盤はシュガー・ベイブ~RCA/AIRレーベル時代の、MOON~WARNER YEARS1のと90年代以降のの3枚組。49曲収録で収録時間は216分。アルバム・リリースとしては『Ray Of Hope』〔『Ray Of Hope』 2011年8月10日発売 MOON ⁄ WARNER MUSIC JAPAN 2CD:WPCL-10964/5〕以来1年ぶり、ベスト・アルバムとしては2002年の『RARITIES』〔『TREASURES』 1995年11月13日発売 MOON ⁄ east west japan CD:AMCM-4240〕以来10年ぶりのリリース。また初回限定盤は山下以外のシンガーに提供した作品のデモ・ヴォーカル曲を含む付き〔初回限定盤は4面デジパック三方背BOX仕様で、定価は初回限定盤・通常盤とも“サンキュープライス”として税込3,980円。初回出荷分には「ヤマタツ・ソロデビュー35周年&オールタイム・ベスト盤発売記念企画! 山下達郎 歴代アルバムジャケットTシャツ プレゼント 応募ハガキ」を封入。〕〔2012年11月20日には、通常盤をサンタクロース姿の「タツローくん」が描かれたクリスマス・デザインの三方背ボックスで包装した、クリスマス期間限定パッケージが12月25日まで発売された。〕。タイトルの“OPUS”とは、クラシックのピアノソナタ作品何番を指して「OPUS *」と言うように、音楽作品で使われる用語のこと。控え目なタイトルという気がするとの問いに山下は「謙虚な性格なので。でも“アルティメットコレクション”とか“ゴールデンベスト”みたいのは、なんかね、年末商品みたいでイヤですからね」〔と答えているが、実際にはなんでもよかったけれど、もうちょっとアカ抜けたイメージのタイトルが何か一つ欲しかったという。 この時期にベスト・アルバムを出したいと思った一番の理由は、CDというパッケージメディアが、そろそろ終焉を迎えそうな雰囲気が出てきたからだという。山下は「CDのバックオーダーが取れる体制でレコード会社が健全に動いている間に、ベストを出しておかないとダメだろうと。紙ジャケで再発されている“売り切り”、つまりその場限り。そうじゃなくて、きちんとバックオーダーが形で残しておくのは、僕にとってすごく重要なことなので。来年、アメリカがすべてのCD工場をクローズさせるという情報もあるし、いまがラストチャンスかなって。マスター・テープ、ハード・ディスクの状態もありますしね。今回のリマスタリングも本当に大変でした。ノイズを取るだけですごく時間がかかってしまって」〔フジテレビ系『めざましテレビ』 2012年9月25日放送〕と答えている。本当はもう2,3年早くやりたかったが、結果的に2012年で良かったという心もあるという。選曲については「ベストだし、当然初心者向けに代表曲が入ってなきゃいけないんだけど、でもシングル曲を入れてくだけで既に収録時間が足りなくなっちゃうので、難しいところですよね。どれがヒットしたかで選べば簡単なんだけど、そういうものでもなくて。やっぱり作品主義にはなりますよね」〔とし、「僕の場合はラジオでリクエストを募ってもヘタすると全員が違う曲を選んできたりするし。音楽っていうのは曲を聴いてたときのその人の記憶や体験と密接に結びついてるものだから、特に僕みたいにキャリアのある人間はそこを無視できないし、最大公約数的な選曲って言っても諸説出てきちゃうんで。そうなると結局自分で選ぶしかないんですよね」〔という。 新たにレコーディングした曲が本作に収録されていないことについて山下は、リレコ(再録音)には全く興味がないからだという。その理由を「だってそのときのトラックがその曲だから。ポピュラーミュージックの場合、曲というのは詞とメロディだけじゃなくて、編曲、演奏、歌、ミックスからマスタリングまで全部含めて曲なんです。『DOWN TOWN』は74年レコーディングのあのトラックが『DOWN TOWN』であって、再録したものが元のトラックを上回ることなんてできっこない。それだったら新しい曲を書いたほうがいい」と答えている。またミックスについても選択肢はいくつかあったものの、ほとんどが最初のテイクを選んだという。 アルバム・カヴァーとインナー・イラストはとり・みきが担当、とりが山下のオフィシャル・ファンクラブ会報誌「TATSURO MANIA」に連載している4コマ漫画のキャラクター「タツローくん」が使われている。このイラストは、アルバム宣伝用の限定オリジナルTシャツにも使用され、発売日からオンエアされたテレビCMには「タツローくん編」のほか、山下の旧友である笑福亭鶴瓶出演の「鶴瓶編」の2タイプが制作された。そのほか、2011年7月に休刊となった雑誌『ぴあ』とのコラボレーション企画として、『ぴあ Special Issue 〜山下達郎“超”大特集号〜』が本作と同日発売された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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