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愛国戦隊大日本 : ミニ英和和英辞書
愛国戦隊大日本[あいこく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あい]
  【名詞】 love 
愛国 : [あいこく]
  1. (n,adj-no) patriotism 
: [くに]
 【名詞】 1. country 
: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
戦隊 : [せんたい]
 (n) squadron
: [たい]
 【名詞】 1. party 2. company 3. body (of troops) 4. corps
大日 : [だいにち]
 【名詞】 1. Mahavairocana (Tathagata) 2. Great Sun 3. Supreme Buddha of Sino-Japanese esoteric Buddhism
: [にち, ひ]
  1. (n-adv,n-t) sun 2. sunshine 3. day 
日本 : [にっぽん, にほん]
 【名詞】 1. Japan 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 

愛国戦隊大日本 ( リダイレクト:愛國戰隊大日本 ) : ウィキペディア日本語版
愛國戰隊大日本[あいこくせんたいだいにっぽん]
愛國戰隊大日本』(あいこくせんたいだいにっぽん)は、1982年8月完成の8ミリアマチュア特撮作品。赤井孝美監督、庵野秀明特撮、ダイコンフィルム制作、上映時間約19分。サブタイトルは「びっくり!!君の教科書もまっ赤っか!」。
当時放映していた東映特撮テレビ番組『大戦隊ゴーグルファイブ』までの『スーパー戦隊シリーズ』の作品群と、当時の冷戦下におけるソ連脅威論を下地にしたパロディ作品である。
精巧に作られたコスチューム、火薬による爆発効果、ミニチュアによる巨大ロボの登場など、アマチュア作品としては群を抜いた内容で、発表直後から『アニメック』誌などの一般媒体でも大きな話題となった。「帰ってきたウルトラマン」(DAICON版)「快傑のーてんき」と同時制作された〔竹熊健太郎編『庵野秀明 パラノ・エヴァンゲリオン』太田出版、1997年、p49。〕ということも、アマチュア制作の常識を覆す出来事だったといえる。
== 概要 ==

1983年に開催された日本SF大会「DAICON4」の宣伝のためのプロモーション作品として制作され、その前年のSF大会「TOKON8」で上映された。本作は長期シリーズの中の1話という体裁をとっている(全26話のタイトルと登場する怪人も設定されているが、これは後に『アニメック』にて紹介された際にネタとして発表されたもので、制作されたのは第3話のみである)。ロケ地のひとつは日本万国博覧会(大阪万博)の跡地である万博記念公園で、背景に太陽の塔エキスポタワーが見える。他に大阪城公園でのロケも見られる。
オープニングテーマは『太陽戦隊サンバルカン』主題歌の替え歌であり、オタクカラオケの定番とも〔大泉実成編『庵野秀明 スキゾ・エヴァンゲリオン』太田出版、1997年、p126〕言われる。タイトルロゴもサンバルカンのそれを真似たものであった。他にも大日本の登場シーンや、富士山をモチーフにした5人の戦士の決めポーズ、サンバルカンのオープニングでプールで泳ぐシーンのある嵐山美佐を演じた根本由美を意識しているとみられるオープニングテーマ内に流れるアイ・ゲイシャがプールで遊んでいるシーン、武器の1つでサンバルカンの兵器の1つであるバルカンボールを模した「天誅ボール」などもサンバルカンを参考にしているとみられる。エンディングテーマ『起て!大日本』はテレビアニメ『宇宙戦士バルディオス』の挿入歌『立て!バルディオス』の替え歌である。
テーマがなくてもテーマがあるように見せかけて作るというのが制作意図で〔岡田斗司夫『世紀の大怪獣!!オカダ 岡田斗司夫のお蔵出し』イースト・プレス、1998年、p222。〕タイトルから想像されるとおり、当時まだ冷戦下にあったソ連を「おちょくった」ような内容ではあるが、同時に右翼も「揶揄」した内容でもあった。しかし、一部の東欧SFファンやプロの中にはこれを「反社会主義的」「右翼的」と本気で問題視するグループもあり、1982年から1984年にかけて『愛國戰隊大日本』論争と呼ばれる論争も発生した。主に『イスカーチェリ』などのSF同人誌、ダイコンフィルムメンバーによるゼネラルプロダクツの会報『パペッティア通信』を舞台に論争は行なわれたが、『SFイズム』『SFの本』といった商業誌やオランダで発行のSF情報誌なども論争の場となっていた。論争の参加者には、当の岡田斗司夫武田康廣の他、翻訳家の深見弾山形浩生、波津博明などがいた〔巽孝之『日本SF論争史』勁草書房、2000年、p30-p31。〕。かつて日本SF大会を主催したこともあるSF作家の筒井康隆もエッセイの中で「アホな演しもの」と本作について触れている〔筒井康隆「エリマキトカゲのサンバ」(『玄笑地帯』新潮社、1985年に所収)〕。
この影響で本作オープニングに「富士山将軍」としてカメオ出演したSF作家からダイコンフィルムに申し入れがあり、本作を公の場所で公開する場合は、その作家の顔と名前を塗りつぶしたバージョンが用いられるようになった。
製作陣の多くのスタッフが当時大阪芸術大学の現役の学生であったため、ヒラ戦闘員「ハラショマン」のコスチュームは大阪芸術大学のジャージがそのまま使用されている(正確に言うと「大」の横棒を塗りつぶし「人」にして胸の表記である「大阪芸大」を「大阪芸人」に換装していた)。
1980年代にゼネラルプロダクツよりビデオ(VHSβ)が発売されたが現在は絶版。2005年12月1日には関西テレビ☆京都チャンネルの「熱血!インディーズムービー野郎」番組内でテレビ放送され、関西テレビ地上波での再放送も行われた。現在でも、稀にSF・自主制作映画関係のイベントで上映が行われることがある。また、youtubeでも当作品が鑑賞可能である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「愛國戰隊大日本」の詳細全文を読む




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