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アグネスデジタル(1997年5月15日 - )は日本の競走馬、種牡馬。 アメリカ合衆国で生産、日本で調教された外国産馬として、1999年に中央競馬でデビュー。中央・地方・日本国外を転戦して芝・ダートを問わず活躍し、2000年から2003年にかけてマイルチャンピオンシップ、マイルチャンピオンシップ南部杯、天皇賞(秋)、香港カップ、フェブラリーステークス、安田記念とGI競走で6勝を挙げた。日本にグレード制が導入された1984年以降、芝・ダートの双方でGI勝利を挙げた最初の馬であり、2001年から2002年にかけては国内外のGIで4連勝という記録を打ち立てた。2001年度JRA賞最優秀4歳以上牡馬。通算32戦12勝。2004年より種牡馬となり、2014年のジャパンダートダービーに優勝したカゼノコなどを輩出している。 == 経歴 == === 生い立ち === 1997年、アメリカ合衆国ケンタッキー州のラニモードファーム生産。父クラフティプロスペクターはアメリカで7勝、G1競走ガルフストリームパークハンデキャップで2着の成績をもち、種牡馬としてアメリカで数々の重賞勝利馬を出していたほか、日本でもストーンステッパーなどの活躍馬がいた〔。母チャンシースクウォーは北米で1勝という成績ながら、近親に種牡馬として日本に輸入されたベイラーン、フランスでG1競走3勝を挙げ、種牡馬としてイギリス・アイルランドのリーディングサイアーとなったブラッシンググルームをもつ〔。両馬は本馬からみて大伯父にあたる〔。 アメリカ産の日本調教馬はセリ市で買われるか、日本人が現地生産したものが多いが、本馬は後の管理調教師・白井寿昭がもつ独自の情報網でリストアップされた1頭であり、白井と現地生産者との直接取引で購買された〔『優駿』2002年3月号、pp.36-37〕。白井は60頭ほどの候補馬から3頭まで絞り込み、当初は別のシアトルスルー産駒の購買を希望していたが、値引きを持ちかけたところで相手が気分を害して破談となり、2番手候補だった本馬が買われたものだった〔。価格は日本円で約2800万円〔『優駿』2001年12月号、pp.134-135〕ほどだったが、候補馬の中で最も小柄かつ細身の馬であり、現地関係者からは「なぜこんな馬にするんだ?」と言われたほど目立たない馬であったという〔2000年11月20日日刊スポーツ〕。 1998年11月、北海道の日高大洋牧場で育成調教に入る。当初は胴が前後に詰まった短距離向きを思わせる体つきであったが、競走年齢の2歳に達し本格的な運動が始まったころから、すらりとした姿に変わっていった〔『優駿』2000年11月号、p.139〕。体質は丈夫、性格も素直で大人しく、当初の予定より1カ月早く栗東トレーニングセンターの白井のもとへ送られた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アグネスデジタル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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