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心膜炎(、心包炎とも)は、種々の原因によって生じる心膜の炎症である。臨床的には''急性心膜炎''と''慢性収縮性心膜炎''の2つに大別される。 == 概念 == 剖検においては2〜6パーセントの頻度で見られるが、臨床では入院例の0.1パーセントに認められるに過ぎないことから、不顕性のものが多いと考えられている。 病理組織学的には心膜の反応により線維素性、漿液線維素性、血性、膿性などに分類され、頻度上では前二者が圧倒的に多い。 以前は心膜炎の原因としてリウマチ性か結核性が考えられていたが、現在は特発性が最も多い。 * 特発性心膜炎 * 感染性心膜炎 * 結核性 * 細菌性(ブドウ球菌、連鎖状球菌、肺炎双球菌、その他) * ウイルス性(コクサッキーB型、エコー、アデノその他) * 真菌性(アスペルギルス、ヒストプラズマ、その他) * その他(寄生虫など) * リウマチ性心膜炎 * 心筋梗塞後症候群 * 心臓手術後症候群 * 膠原病に伴う心膜炎(結節性動脈周囲炎、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ) * 尿毒症性心膜炎 * その他(腫瘍性、薬物性、X線照射後) 急性心膜炎のなかでは原因不明(ウイルスによる可能性が最も高いが、現在のところ確定されていない)のいわゆる特発性心膜炎が最も多く、そのほか心筋梗塞後、心臓手術後症候群などの頻度が増えつつある。慢性収縮性心膜炎の原因も半数以上が不明であるが、原因のはっきりしたものの中では結核性が最も多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「心膜炎」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pericarditis 」があります。 スポンサード リンク
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