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chronic fatigue syndrome =========================== ・ 慢性 : [まんせい] 【名詞】 1. chronicity ・ 疲労 : [ひろう] 1. (n,vs) fatigue 2. weariness ・ 労 : [ろう] 1. (n,vs) labor 2. labour 3. toil 4. trouble 5. striving 6. putting (someone) to work 7. thanking (someone for their efforts) 8. comforting ・ 症 : [しょう] 1. (adj-na,n-suf) illness ・ 症候 : [しょうこう] 【名詞】 1. symptoms ・ 症候群 : [しょうこうぐん] 【名詞】 1. syndrome ・ 候 : [そうろう] (n) classical verbal ending equivalent to colloquial -masu
慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん、、CFS)は、原因不明の強い疲労が長期間(一般的に6ヶ月以上)に及び継続する病気である。筋痛性脳脊髄炎(、ME)、 ウイルス感染後疲労症候群(、PVFS)とも呼ばれる。また重篤度が伝わらない・慢性疲労と区別がつきにくいということから、(慢性疲労免疫不全症候群、CFIDS)という呼称をアメリカ患者団体が利用してもいる。#病名呼称各種も参照のこと。 患者が訴える主な症状は、身体及び思考力両方の激しい疲労と、それに伴い、日常生活が著しく阻害されることである。ただし、本疾患は現在もまだ病理学的に完全には定義されておらず、日々最新の研究が報告され、日本語では複数のサイトでめいめいに情報が蓄積されている。 == 症状 == 長期間の疲労感の他に次の症状等を呈することがある。 * 微熱・咽頭痛 ・頸部あるいはリンパ節の腫張・原因不明の筋力低下 * 羞明・思考力の低下・関節障害 ・睡眠障害 原因不明の疾患で、通常、血液検査等も含む全身の検査を受けても他の病気が見つからず、精神疾患も当たらない場合に初めて疑われる(除外診断)病気である。ただし気分障害(双極性障害、精神病性うつ病を除く)、不安障害、身体表現性障害、線維筋痛症は併存疾患として扱い除外しない。 詳細に検査をすると神経系、免疫系、内分泌系などに異常が認められる場合もある。 アメリカ疾病予防管理センター (CDC) によると、根本的な治療法も薬剤も存在しない〔"There is no cure, no prescription drugs have been developed specifically for CFS, and symptoms can vary a lot over time." 〕。しかし、対症療法により改善したり、ある程度回復するとされている。日本では人口の0.3%にあたる約36万人〔"なかでも重篤な慢性疲労状態であるCFSの診断基準を満たす方も0.3%確認されていまして、この数字を単純に現在の日本人口1億2千万人に当てはめてみますと、我が国ではCFS患者は実に約36万も存在することとなります。" 〕がCFSを罹患していると推定されているが、認知度の低さにより、適切な診断を受けていないか、うつ病・神経症・更年期障害・自律神経失調症等に誤診されている患者が多いと思われる。 疲労とは、身体的または精神的疲労に分別され、痛みや発熱と並んで生体の3大アラームと言われており、身体に休息をとるよう脳に警告するシグナルである。CFS患者では、このシグナルが過剰に働くことにより身体が激しく疲労する症状が続くとされる。よって、よく間違われることであるが、疲労が蓄積された慢性疲労とは別のものである。 更に、慢性疲労症候群という名称も誤解されやすいものとして、改名を求める声があるが、現時点で改名のコンセンサスは得られていない。 20代から50代のうちに発症するケースが多く、患者全体のうち女性が6~7割程度を占め、アレルギー疾患を併発するCFS患者が多いと言われている。 * 疲労感 — 身体、精神両方に激しい疲労感が生じる。運動、精神活動によって疲労感が増すが、休息や睡眠による回復は遅い。疲労の程度には個人差があり、何とか働ける程度から寝返りも打てない者もいる。患者の約4分の1は、外出が困難か寝たきりの状態である。CDCの調査〔CDC Press Conference November 3,2006 - The Chronic Fatigue and Immune Dysfunction Syndrome Association of America and The Centers For Disease Control and Prevention Press Conference at The National Press Club to Launch a Chronic Fatigue Syndrome Awareness Campaign 〕によると身体的活動レベルは、多発性硬化症(MS)、後天性免疫不全症候群、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、最終段階の腎不全、慢性閉塞性肺疾患等の病気と匹敵すると報告されている。 * 痛み — 筋肉痛や関節痛(発赤や腫れがなく、移動性)、頭痛、リンパ節の痛み、喉の腫れ、腹痛、顎関節症、顔面筋疼痛症候群 * 知的活動障害 — 健忘、混乱、思考力の低下、記憶力の低下 * 過敏性 — 羞明、音への過敏、化学物質や食べ物への過敏。アレルギー症状の悪化。 * 体温調節失調 — 悪寒や逆に暑く感じることがある、微熱 * 睡眠障害 — 睡眠により疲れがとれない、不眠、過眠、はっきりした夢を見やすい。 * 精神障害 — 感情が変わりやすい、不安、抑鬱、興奮、錯乱、むずむず脚症候群 * 中枢神経障害 — アルコール不耐性、筋肉の痙攣、筋力低下、振戦、耳鳴り、視力の変化 * 全身症状 — 口内炎、朝のこわばり、頻尿、体重の変化、動悸、甲状腺の炎症、寝汗、息切れ、低血糖の発作、不整脈、過敏性腸症候群、月経前症候群、発疹 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「慢性疲労症候群」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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