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『懐かしい年への手紙』(なつかしいとしへのてがみ)は、1987年に講談社から出版された大江健三郎の長編小説である。 == あらすじ == Kちゃんは「ギー兄さん」の下で勉強をする事になった。ギー兄さんはKちゃんがかつて書いた『万延元年のフットボール』について、一部を削除すればハッピー・エンディングだとする批判をかわせると手紙に書いて来た。ギー兄さんは安保闘争の際に頭を殴打され重傷を負う。この事件をきっかけにギー兄さんは東京から四国に戻り、「根拠地」と呼ばれる共同体を作ろうとする。そうした中、ギー兄さんが殺人容疑で逮捕されてしまう。十年間の獄中生活においてギー兄さんはダンテ・アリギエーリの英訳書や研究書を読んで精神的支柱とする。そんなギー兄さんに習ってKちゃんも『神曲』を読み始めた。Kちゃんは障害を持って生まれて来た長男の事で頭がいっぱいとなり、ギー兄さんとは連絡を取らなくなる。ギー兄さんは地元住民と対立し、反対派による爆弾テロも発生、遂にギー兄さんは殺害される。Kちゃんはもう誰にも読まれない事を承知の上で「懐かしい年」に向けられた手紙を書こうと決意する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「懐かしい年への手紙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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