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『懺悔の刃』(ざんげのやいば)は、1927年(昭和2年)10月14日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。小津安二郎監督のデビュー作で、彼の唯一の時代劇作品。モノクロ、スタンダード、サイレント、70分。 大久保忠素の監督助手を務めた小津が、1927年(昭和2年)8月に監督任命の辞令を受け、蒲田時代劇部で作ったのが本作である。小津は撮影中に予備召集がかかったため、ファーストシーンは斎藤寅次郎が撮影した〔厚田、蓮實1989、p.47〕。同年11月5日に蒲田時代劇部が廃止され〔『日本映画事業総覧 昭和3・4年版』、国際映画通信社、1929年、p.35〕、第2作以降は終生、現代劇の映画作家として全うすることとなる。現在、脚本・ネガ原版・上映用プリントのいずれも散逸しており〔井上2003、トビラ〕、観賞することの不可能な作品となっている。 == あらすじ== 木更津の佐吉(吾妻三郎)は泥棒である。弟の石松(小川国松)の家を訪れるが、牢屋から出たばかりの弟は、佐吉には更生してもらいたいと願っている。佐吉の相棒は、佐吉を犯罪人生から切り離すために、かんざし泥棒のぬれぎぬを弟に着せたのだった。弟は最終的には釈放されるが、奉公先を解雇され、泥棒の生き方に戻ってしまう。佐吉は最後の大立ち回りの末に、山城屋庄左衛門(野寺正一)に殺される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「懺悔の刃」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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