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成人T細胞白血病(せいじんTさいぼうはっけつびょう、ATL, Adult T-cell leukemia、成人T細胞白血病/リンパ腫、- leukemia/lymphoma)は、腫瘍ウイルスであるHTLV-1感染を原因とする白血病、もしくは悪性リンパ腫である。 == 概要 == 1976年(昭和51年)に高月清らによって発見、命名された。発症の原因はHTLV-I感染であり、独自の形態をもつ異型リンパ球(CD4陽性リンパ球)の単クローン性腫瘍である。 ATLの臨床経過は多彩であり、以下のような4つの病型と1つの病態が知られている。 * 病型 * 急性型 * リンパ腫型 * 慢性型 * くすぶり型 * 病態 * 急性転化 この診断基準は消去法にて定義されている。急性型の病態が最も多彩であり、定義しにくい反面、くすぶり型、慢性型、リンパ腫型はそれぞれの特徴が比較的明確である。基本的には定義しやすいくすぶり型、慢性型、リンパ腫型でなければ急性型と考える〔浅野『三輪血液病学』p.1494〕。 予後不良因子としては、年齢、パフォーマンスステータス、総病変数、高カルシウム血症、高LDH血症があげられる。予後不良因子を持たないくすぶり型と慢性型では化学療法がむしろ免疫不全を助長し、感染症合併の要因になるため、原則として経過観察とする。急性型、リンパ腫型では極めて予後不良であるため、ただちに加療する必要がある。急性化すると極めて予後不良である。急性型と診断された患者の生存期間中央値は1年未満である〔浅野『三輪血液病学』pp.1494-1496〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「成人T細胞白血病」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Adult T-cell leukemia/lymphoma 」があります。 スポンサード リンク
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