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高高度気球(こうこうどききゅう)は、成層圏などの高層大気に放たれる気球のこと。水素やヘリウムが充填され、18kmから53km程度までの高さに到達する。気象観測所によって打ち上げられている気象観測用のラジオゾンデ・オゾンゾンデも高高度気球の一種である。より高くへの到達を目的とした気球は薄膜でできたものが主であり、効率的な薄膜の開発なども行われている。 現代の気球は一般的に送信機、カメラ、GPS端末などの衛星測位機器などの電子器機を乗せている。これらの気球は100分の1から1000分の1気圧という非常に空気の薄い近宇宙圏の高度まで到達するが、衛星としては高度が十分でない。 南極では季節風によって気球が打ち上げ位置から非常に近くに戻る性質があり、気球を主とした研究では人気の場所となっている。 == 到達高度の世界記録 == ポリエチレンフィルムが使われる前の記録としては、1935年にアメリカ海軍が体積10万m3の気球で高度22kmに到達したのが最高到達高度であった。1972年にNASAによって体積150万m3の気球が高度51.8kmに到達した記録は30年間破られなかったが、2002年5月23日に、宇宙科学研究所が厚さ3.4μmのポリエチレンフィルムを使ったBU60-1号機(直径53.7m、体積6万m3)を使って高度 53.0kmに到達し、世界記録を30年ぶりに更新した。2013年9月20日には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が超薄膜高高度気球の飛翔性能試験(BS13-08)を実施し、到達高度53.7kmを記録して到達高度の世界記録を更新した。体積は8万m3、気球の厚さは2.8μmであり、世界で最も薄い気球用フィルムを使用した 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「高高度気球」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 High-altitude balloon 」があります。 スポンサード リンク
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