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成東・東金食虫植物群落(なるとう・とうがねしょくちゅうしょくぶつぐんらく)は、千葉県山武市島(旧成東町島)と千葉県東金市上武射田(かみむざた)にまたがる国指定天然記念物の湿原のことである。 == 地理 == 当群落は、九十九里平野のほぼ中央に位置し、標高は5m前後である。九十九里平野にはかつて、「茂原・八積湿原」に代表されるように、沼沢や低湿地が数多く存在していた。しかし、戦中から戦後の食糧政策による農地への転用、近年では宅地・工業地化により沼沢や低湿地は激減しており、当群落は残された貴重な湿地と言える。 当群落には、千葉県に自生する10種の食虫植物のうち、8種が自生している。群落内には2本の木道が整備され、中央水路によって北区・南区と追加指定区に分かれており、地表の高低差による水環境の違いによりそれぞれ異なった植生を呈している。作田川寄りの北区は他区よりも標高が低く地下水位が高いためモウセンゴケやナガバノイシモチソウが多く、くぼ地部分にはミミカキグサ、ムラサキミミカキグサが自生している。南区は北区よりも標高が若干高いため、やや乾燥気味の土壌に育つコモウセンゴケ、イシモチソウが多い。また、全域にわたってホザキノミミカキグサが自生している。そして管理棟内には、一時期群落から姿を消していたタヌキモが展示されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「成東・東金食虫植物群落」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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