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本項では、歴史的観点からの日本のインフレーションについて記述する。 2009年現在から120年前に遡ると日本の物価は約3000倍となっている〔竹中平蔵 『竹中教授の14歳からの経済学』 東京書籍、2009年、31頁。〕。 == 元禄のインフレーション == 江戸時代の元禄年間、勘定吟味役荻原重秀が、幕府の財政拡大による財政赤字増大策として1695年に元禄の改鋳による金銀含有率の引き下げを行った。この改鋳は慶長小判に対し銀を加えて含有金量を2/3とし、通貨量を1.5倍にするというものであった〔三上隆三 『江戸の貨幣物語』 東洋経済新報社、1996年 ISBN 4-492-37082-x〕〔田谷博吉 『近世銀座の研究』 吉川弘文館、1963年〕。その結果インフレーションにはなったが、マネーサプライが増えたがゆえに太平下で物資の生産が増えてだぶつき、デフレーション気味であった経済を立て直した。また当初引替に対し慶長小判100両に対し、元禄小判101両と僅かな増歩しか付けなかったため引替はあまり進捗せず、貨幣流通量の増加が緩やかなクリーピング・インフレであった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「日本のインフレーション」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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