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(n) strategic bombing =========================== ・ 戦 : [いくさ] 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight ・ 戦略 : [せんりゃく] 【名詞】 1. strategy 2. tactics ・ 戦略爆撃 : [せんりゃくばくげき] (n) strategic bombing ・ 略 : [りゃく] 1. (n,n-suf,vs) abbreviation 2. omission ・ 爆 : [ばく] 1. (int) exclamation 2. burst of laughter ・ 爆撃 : [ばくげき] 1. (n,vs) bombing (raid)
戦略爆撃(せんりゃくばくげき、英語:strategic bombardment)とは、戦争、特に国家総力戦において勝利する目的で、敵国の都市、政府指導部や官庁、工場、電力・通信・交通網などの民間施設、重要な軍事施設といった戦略目標に対して航空作戦を用いた爆撃を行うものである。広義の空襲や空爆の一部であり、目標・対象によって戦術爆撃と区別される。 == 理論と起源 == 戦略爆撃が軍事に与えた影響は革命的だった。航空戦力理論家たちは、新鋭の長距離爆撃機は戦線支援や艦隊支援といった支援任務に甘んじるべきではなく、第三の独立した軍として編成するべきだとした。爆撃機の任務はもはや戦術的・短期的ではなく、独立して敵戦力を叩き、銃後にまで戦争を広げるという戦略的任務となった。そこが革命的であり、画期的な美点とされた〔「Engineers of Victory」Paul Kennedy p106〕。 戦略爆撃は塹壕戦や海上封鎖よりも効率的で、敵の動脈を断ち切ることで物資を不足させて終戦を早めるものだと、主唱者たちは力説した。地上戦を行った場合の兵士の命を救えるので、戦略爆撃は単なる攻勢の新手段ではなく、陸海軍を補助的なものにするものとみなされた。そのため、1920年代初頭から保守的な陸海軍の将官たちは主唱者たちに疑いの目を向け、空軍の創設に抵抗した〔「Engineers of Victory」Paul Kennedy p106〕。 ただし、戦略爆撃には理論の飛躍が1つあり、それが最も論争の的になった。航空戦力で敵全国民の士気を挫くということ、つまり、たとえ一般市民であっても戦争を支えれば戦闘員と同じであるとみなして攻撃することで、戦争を支援する意志を打ち砕くことである。戦略爆撃は不正確な攻撃でも的外れにはならず、特定目標への攻撃が大きくそれても敵国全体の戦闘能力に打撃を与えたことに違いはないので、問題はないとされた。こういう発想は、19世紀にはすでに想起されていた〔「Engineers of Victory」Paul Kennedy p106p107〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「戦略爆撃」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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