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巡洋戦艦(じゅんようせんかん、, )は、強力な攻撃力を持つ大型巡洋艦を指す。大口径砲を持つために第二次世界大戦までは戦艦とともに主力艦の扱いを受けた。装甲巡洋艦(Armored cruiser)を発展させて誕生した。 最初にこの種の艦を1908年に建造したイギリス海軍の定義では、「戦闘巡洋艦」、すなわち広義では巡洋艦で、攻撃力は戦艦に匹敵する艦種を指す。高速力を持つが、防御力は装甲巡洋艦と同等のままである。 == 特徴と誕生 == 各国で差異はあるものの、巡洋戦艦には共通したいくつかの特徴がある〔世界の艦船 No.553〕。 #主砲は同時またはそれに近い計画の戦艦と同一型式 #戦艦よりも数ノット優速 #戦艦よりも軽装甲(フィッシャー大将の「速力は最大の防御」という主張の強行によるもので、英国内でも反対は多かった) 巡洋戦艦はイギリス海軍のジョン・アーバスノット・フィッシャー大将の執念によって創造された艦種である。それは単に装甲巡洋艦の任務を継承するだけでなく、同大将の構想による造艦術の革命的作品と称賛された戦艦ドレッドノートの艦隊に随伴するのにふさわしい偵察兵力として生まれた。要するに主任務は偵察で、程度の差こそあれ、巡洋戦艦は最初から敵の戦艦だけでなく、同等の巡洋戦艦とも戦わない艦種になっていた。 フィッシャー大将の考えた巡洋戦艦の任務は以下の5つである。 #主力艦隊のための純粋な偵察 #軽艦艇を主体とした敵警戒網を突破しての強行偵察 #敵戦艦の射程外においての敵弱小・中規模艦狩り #遁走・退却する敵の追跡・撃破 #シーレーン防衛 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「巡洋戦艦」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Battlecruiser 」があります。 スポンサード リンク
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