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批判的思考(ひはんてきしこう)またクリティカル・シンキング()とは、あらゆる物事を批判的に考えることである。ただし、「批判」の定義については論者によって異なる。 == 概要 == 批判的思考は1930年代のアメリカの教育学において主張されはじめ、1960年代の教育の現代化にともない注目された。1970年代の基礎学力重視理論に一時忘れられるが、1980年代にまた再注目されたもので、アメリカの教育学、心理学などの分野で非形式論理学(形式論理学とは異なる一般の議論などにおける論理に関する学問)とも関連して形成された(非形式論理学#批判的思考との関係参照)。 日本では1970年代に井上尚美(東京学芸大学)らが導入しようとした〔。 「批判的思考」がどのような意味を持つかについては学者によって異なるが、たとえばD. F. Halpernは、「批判とはあら探しではなく、理想的には思考過程を改善するための情報の提供をも意味し、批判的思考とは、複雑な判断、分析、統合、また省察的な思考や自己モニタリングを含み、文脈に敏感な高次元の思考技能」としている〔。批判的思考の定義としては、望ましい結果を得る可能性を増大させるために認知的な技術や方略(方法)を用いることといった定義がある (D. F. Halpern)〔。またLeftonは批判的思考を「証拠を評価し、選択肢を検討し、結果を査定し、結論が意味があるかを決定すること」からなりたっているとしたうえで、バイアスを避け、評価的になり (be evaluative)、過度の単純化を避け、事実の関連性を決定し、事実を疑い、すべての議論を考慮すべきであるとする〔。 道田泰司の定義では、「批判的思考とは、批判的な態度・懐疑によって触発され、創造的思考や領域固有の知識にサポートされる論理的な合理的な思考である」となっている〔。また道田は「見かけに惑わされず、多面的にとらえて本質を見抜くこと」と平易な定義を述べてもいる〔。 また、健全な批判精神を持った客観的な概念であることに基づき、経営教育の場では仕事の生産性を上げることを目的にカリキュラム化する流れも出ている。これは主に書籍や学校を通じて、論理思考やコミュニケーション力の向上に繋げるための心構えや思考プロセスなどを学ぶ場を提供するものである〔http://globis.jp/mba/4411/ GLOBIS知見録〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「批判的思考」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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