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投企[とうき] 投企(とうき)とはマルティン・ハイデッガーによって提唱された哲学の概念。人間というのは常に自己の可能性に向かって存在しているわけであるが、そのような固有の存在の仕方である。人間というもののあり方というのは、自分の存在を自分で創造するということであり、そのために我々は現在から未来に向かって進むということであり、そのために自分自身を未来に投げかけていくということが投企というわけである。我々人間にこれが可能なのは意味を理解することが可能なためであり、このことから物事の知覚や意識が構成されていく。そのときに自分と関わりのあるものが存在するということであり、関わりのないものは存在しないということになる。例えば社会に大勢の人間が存在しているとしても、その中で目に付くのは自分と関わりのある人間のみであり、その他大勢の人間は意識することなく存在していないも同然といった形にである。 == 外部リンク ==
*投企 とは - コトバンク *17.哲学入門、哲学的に物事を考えるとは~西洋哲学史を巡って~ - 16. 現実に生きている人間の立場、実存主義の「サルトル」 *第三章 『ピュロスとシネアス』における実存思想
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「投企」の詳細全文を読む
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