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『折たく柴の記』(おりたくしばのき)は、江戸時代中期に新井白石(1657年(明暦3年) - 1725年(享保10年))が書いた随筆。成立は享保元年(1716年)頃と言われる。『折焚柴の記』とも書く。新井白石は江戸中期の旗本・学者で、将軍徳川家宣期の正徳の治と呼ばれる政治を主導した。 本書は生家である新井家のことや、白石の政治的体験談などが記され、自伝的・政治的要素の濃い自伝的随筆であると評される。白石が編纂した諸大名家の系譜諸である『藩翰譜(はんかんふ)』作成のいきさつが記載されている。 書名は、後鳥羽天皇の御製 :思ひ出づる折りたく柴の夕煙むせぶもうれし忘れ形見に(新古今和歌集巻第八『哀傷歌』) に由来する。「思い出の記」というほどの意味だが、白石にとって「忘れ形見にうれしむせぶ」人は、6代将軍徳川家宣その人であった。 現在では、岩波文庫版(松村明校注 ISBN 4003021215)、中公クラシックス版(桑原武夫訳 ISBN 4121600673)などが出版されている。 == 外部リンク == *折たく柴の記の解説-古典文学ガイド *162夜『折たく柴の記』 - 松岡正剛 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「折たく柴の記」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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