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押角峠(おしかどとうげ)は、岩手県宮古市と下閉伊郡岩泉町の境界にある峠である。 なお、国道340号および鉄道路線(JR岩泉線)の峠部分はトンネルなどにより貫通している(後述)。 == 概要 == 国道340号の本峠の前後は、一部が片側1車線である以外は急カーブ・急勾配が連続する所謂「酷道」であり、非降雪期の普通車同士のすれ違いですら困難である(いずれか一方が狭隘な山岳路を行き違い可能な場所まで相当な距離を「後退」しなければならない)。 しかし通行車両規制、冬期閉鎖規制等の措置は実施されておらず、大型トラックがガードレールをかすめながら通行する様子すら見られる。 この峠の厳しい道路事情は並行する東日本旅客鉄道(JR東日本)岩泉線の存廃問題と密接に関わっており、長大トンネルの建設もままならない県の苦しい台所事情と沿道住民の足を守る観点から現峠ルート冬期閉鎖規制実施の難しさという板挟みに遭っている。 2013年9月9日、JR東日本は押角峠の道路改良に協力することを提案し、岩手県は道路を改良工事する検討に入った。なお、岩泉線の存続問題とは別々に考えるとしている〔国道340号改良を検討 岩泉線問題で県 読売新聞 2013年9月11日〕。その後、同年11月中に岩手県の道路改良方針(鉄道の押角トンネルを道路用に転用する)に宮古市と岩泉町が受け入れる方向で最終調整がすすめられることになり、岩泉線の廃止は確定的となった〔岩泉線廃止、地元容認の方向 押角トンネル県道に - 岩手日報、2013年11月6日《2014年1月18日閲覧→現在はインターネットアーカイブに残存》〕。岩泉線は2014年4月1日限りで廃止された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「押角峠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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