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rhizophore =========================== ・ 根 : [こん, ね] 【名詞】 1. root
担根体(たんこんたい、rhizophore)とは、根にも茎にも似た植物の部分。シダ植物のイワヒバ属などに見られる。茎から出て下に伸び、そこから根を生じる。根持体とも呼ばれ〔田川(1959), p. 16〕、小葉類に独特のものとされる。その素性については根、あるいは茎と見る説、両者の中間と見る説、独立の存在とする説などがある。 ただし担根体という語は、ヤマノイモ科の植物の地下茎やヒルギ科の植物の胎生種子の根に対して用いられることもある。 == 外見的特徴 == 例えばイワヒバ科に属するクラマゴケは地表を這う茎に鱗状の小さな葉を並べて付ける植物で、外見的にはコケのように見える。もちろん根があって地下に伸びるのだが、茎の分枝点から下向きに出るものは表面が滑らかな茎のような棒状の構造で、これが地表に触れたところから二叉状に根が出る。地下に伸びる根は二叉状に分枝しながら伸びる。この地下部は間違いなく根の性質を持っている。ところが、地表までの部分は地下部のような根毛もなく、根らしい構造の多くを欠いている。この部分が担根体である〔岩槻編(1992), p. 18〕。 File:Selaginella uncinata (天問).jpg|コンテリクラマゴケ 空中に匍匐茎を伸ばす File:Selaginella unicata konterikrmgk02.jpg|同・匍匐茎の先端付近 分枝ごとに坦根体が出る File:Selaginella unicata konterikrmgk03.jpg|同、匍匐茎の基部 坦根体の先から根が伸びる File:Selaginella unicata konterikrmgk01.jpg|同・坦根体先端 根が二叉分枝して出る 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「担根体」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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