|
(n) thumb =========================== ・ 拇指 : [ぼし] (n) thumb ・ 指 : [ゆび] 【名詞】 1. finger
親指(おやゆび)は、手の場合は掌を地面に向けたときに、足の場合は直立したときに、一番内側に位置する指。一般的に指の中で一番太い。 和語ではお父さん指、大指、医学用語では第一指、母指、拇指、漢語では母指、拇指、巨指、巨擘(きょはく)、擘指(はくし)との呼び方がある。 人間の手の親指は、他の4本の指と向き合う方向にあることが特徴であり、これにより、人間は器用にものを「掴む」「摘む」ことができる。この形状の特異さの為、バロック以前のハープシコード奏者は「親指は悪魔の指だ」と忌み嫌った。 人間以外にものを掴むことができる動物としては、猿の仲間やジャイアントパンダがあるが、ジャイアントパンダのそれは、掌の突起が発達したものであり、指ではない。 また、イヌ科の後肢のように退化して親指が消滅してしまったものもあるが、レントゲン写真などを見るとその骨格ははっきりと残っている。ちなみに前肢の親指(狼爪)は現在もほとんどのイヌ科では残っているが、移動などに際して親指を地面に着けることはなく、ぷらぷらとぶらさがっている状態である。 == 構造 == 指は爪が付属する末節骨、中節骨、基節骨という3つの指節骨からなるが、母指は他の指とは異なり2つの指節骨しか持たない。指節骨はいわゆる手のひら内部の中手骨に接続し、手根骨に至る。指節骨の関節はすべて蝶番関節である。したがって自由度は1である。しかしながら、手根骨中手骨間の関節(手根中手関節)は、鞍関節であり、鞍同士がすり合わさったような形をしている。したがって関節の自由度は2である。このため、母指端を使って円を描くような動きを与えられる。他の指は完全な鞍関節ではなく、中手骨同士の関節を含むため、このような動きは母指がもっとも得意とする。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「親指」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thumb 」があります。 スポンサード リンク
|