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拳銃(けんじゅう)は、片手で射撃するためにデザインされた銃の総称である〔拳銃に対して小銃・散弾銃・機関銃等の大型の銃器を、ショルダーウェポン()又はロングガン()と呼び、日本ではこれをと訳すこともある。〕。小型で携帯性・秘匿性に優れており、主に護身用に使用される。 火縄銃が伝来した直後から日本でも製造されており、短筒、馬上筒などと呼ばれていた。洋式火器が輸入されるようになった幕末から短銃、ピストル()と呼ばれるようになった。英語のハンドガン()が日本で意訳された言葉である拳銃〔「拳」字に対して常用漢字表では【ケン】の読みが認められていないため、官庁やマスコミなどでは「短銃」と呼ぶか、または「けん銃」と交ぜ書きにすることが多い。〕と並んで一般的な呼称となっている。しかし米国で単に「ピストル」というと普通は自動拳銃を指し、回転式拳銃はリボルバーと呼ばれる〔英語版WikipediaのHundgunの項目には、『米国においては銃身と薬室が分離していないもの(主に自動式拳銃)をピストル、回転式拳銃をリボルバー、その総称をハンドガンと呼び分ける場合がほとんどであるが、イギリスではピストルとハンドガンを区分しない場合が多い』と記されている。英語版WikipediaのPistolの項目には『ピストルは拳銃の一種であり、自動式拳銃および複銃身リボルバー(複数の銃身そのものが回転する)がピストルと呼ばれ、一般の回転式拳銃はリボルバーと呼ばれる』と書かれている。両国の一般への普及率の違いから米国では一般人でも大多数がリボルバーとピストルは区別する。(出典:)。〕。また、暴力団関係者の間でははじき、チャカといった隠語で呼ばれている。 == 概要 == 日本の防衛省では、けん(拳)銃を英語のpistolに対応する語とし、「片手で保持して照準し,弾丸を発射できる銃。」と定義している。 両手で扱う他の火器と比較して、次のような特徴を持つ。 ;小型である :銃床を持たず銃身が短く携帯性に優れている〔そのため、通常は小銃を使用しない空軍のパイロットや歩兵以外の陸軍兵士(無線通信手等、小銃の携帯が困難な者や近接戦闘を行わない砲兵など)、海軍の軍人(特に士官・将校)などに自衛用として支給されることが多い。 貴族が家臣を率いて参陣する制度から漸次近代軍制に移行したかつての欧州では、貴族出身者が通常任ぜられる将校・士官の個人装備は自弁であり拳銃もそのひとつであった。大日本帝国陸軍、大日本帝国海軍もそれに倣い将校・士官は個人装備を自費購入した。現在の自衛隊や警察では全て官給であり、武器の私的所持は認められない。米国の警察では許可を得れば私物を利用できる。〕。各国の警察官も拳銃を携行している事が多い。犯罪者の側も隠し持つために有利であるので、大型銃と比較し所持規制が厳しい傾向にある(アメリカは州により法律が異なるが、自宅に置く「所有」は規制が緩いが、「携行」は警察官を除き許可を要する州もある)。 ;拳銃弾を用いる :小銃弾に比べて装薬量の少ない拳銃用弾薬を用いる。拳銃は銃身が短いため銃身内での弾頭の十分な加速が望めず、弾頭重量によってパワーを稼ぐ必要がある。 そのため拳銃弾は小銃弾に比べ短いが口径は大きい傾向にある。結果として近距離で十分な威力を持つが距離による威力減衰が激しい特性がある。 ;片手でも射撃が可能 :拳銃弾は小型で低威力のため、反動が少なく片手でも使用できる。片手で使用できないものは拳銃の範疇に含めない。ただし片手持ちでは射撃精度が低くなる為、現在は両手で保持する射撃姿勢が主流である〔両手持ちが必須の大型拳銃も存在するが、稀な例である。〕 〔以前は連邦や各州・市などの警察学校でも片手撃ちを指導していたが現在は両手撃ちが基本である。ただし、片手撃ちや非利き手撃ちの訓練も必修条件。〕 〔『拳銃を片手撃ちすると肩を脱臼する可能性がある』というのは銃が身近ではない日本の都市伝説である。拳銃の反動の衝撃は、まず手首、次に肘の関節が受ける事になるので、これらを差し置いて肩関節に衝撃が加わる事はあり得ない。銃床を持つ銃であれば、それが反動で肩関節を強打して肩を脱臼するという事は、あり得ない話ではない。小柄な女性が大型銃を撃った際に、手首を軽く捻挫する位であれば可能性はある。〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「拳銃」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Handgun 」があります。 スポンサード リンク
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