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『拳銃神』(けんじゅうしん)は、荻野真による日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)において2000年26号から2003年18号までと、『漫革』(集英社)の2003年6月5日号に連載された。全99話。単行本全9巻。ガンアクションを題材とした作品であり、豊富な拳銃修行経験を持つ小峯隆生がアクションコンポーザーを務めている。 == 概要 == 荻野にとっては4年ぶりの週刊連載作品。平成不況により漫画雑誌や単行本の売れ行きが悪化中の状況を乗り切るため、荻野自身がストレスをためずに楽しく連載を乗り切ろうと、かつて自身が楽しんでいたマカロニ・ウェスタンの要素を取り入れ、中学時代に熱狂していた漫画『荒野の少年イサム』へのオマージュとしたガンマン物語として、連載が開始された。 当初は防犯主体の日本の警察において、警官である主人公が凶悪犯に対しては殺人をも辞さないという物語だったが、連載中に現実の日本の警察が発砲するケースが増加し、さらに作中の凶悪犯としてテロリストを登場させた頃にアメリカ同時多発テロ事件が発生するなど、現実が漫画にすぐに追いついてしまう状況になった。そのため、リアルな話を好まない荻野は主人公たちの敵として、人間から変異した「ネオテラー」という怪物を設定、物語はフィクション性の強いものに手直しされることとなった。むしろ凶悪犯に対して殺人を辞さない存在は、ネオテトラーの側として描かれた。 その後、連載前年に患っていた荻野の持病が連載とともに悪化、さらに折からの銃規制強化の煽りを受けたため、連載は中断した。オリジナルビデオ化の予定もあったものの立ち消えとなり、単行本の増刷すら行われない始末となった〔。単行本最終巻のあとがきにおいて荻野は、本作はまとめるのがやっとで、出来ばえはかなり中途半端に終わったと、自身で認めている。 しかし、荻野の息子は本作を一番好きな作品と語っており、その息子の友人たちも、是非続きを読みたがっているといい〔、荻野自身も、本作で取り上げたテーマに未練があることから、機会があればまた挑戦したい旨を語っている〔。また本作終盤における、主人公とヒロインによる男女1組の殺し屋という図式は、後の荻野の連載作品『怨霊侍』の前身ともなった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「拳銃神」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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