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持続性エリスロポエチン受容体活性化剤(じぞくせいエリスロポエチンじゅようたいかっせいかざい)とは、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社が開発した貧血治験薬のこと。英語では、Continuous Erythropoietin Receptor Activatorと表記されることから、その頭文字を取って、一般的にCERAという略称が用いられている。 == 効用 == 体内で利用可能な酸素の減少が感知されると、エリスロポエチン(EPO)が産生される。これにより、酸素を運ぶ赤血球の骨髄での産生を刺激し、赤血球数が増える。ところが、例えば腎臓病患者のように、この自然のメカニズムが妨げられた場合、持続的に骨髄内の受容体を刺激し、赤血球を産生させることが必要となる。そこで、持続的に赤血球産生の刺激に関与する受容体部位を活性化させるための治験薬として開発されたのがCERAである〔新規貧血治療薬CERAについてロシュが欧州における販売承認を申請 〕 一般的に貧血治療薬としては、エポエチン等が使用されている。エポエチンの場合、一定のヘマトクリット値を維持するために、通常、1回1500単位あるいは3000単位のエポエチンαあるいはエポエチンβを週に2~3回静脈注射しなければならない〔http://202.216.128.227/%93%A7%90%CD%95S%89%C8/02.9.htm〕が、CERAの場合は通常3~4週間に1回という長い投与間隔で使用することが可能。また、赤血球産生の刺激に関与する受容体部位の活性が、エポエチンで観察されてきたものと異なっており、こうした独特の分子間相互作用が、安定的かつ持続的な貧血のコントロールに必須の役割を果たすと考えられている〔。 欧州委員会が2007年8月に承認したため、ヨーロッパ地域では2008年より利用が可能となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「持続性エリスロポエチン受容体活性化剤」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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