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持込馬 : ウィキペディア日本語版
持込馬[もちこみば]
持込馬もちこみば)とは、かつて中央競馬で用いられていた競走馬の区分。母馬が胎内に仔馬を宿した状態で輸入され、日本国内で産まれた馬、または仔馬が満1歳を迎えるまでに母馬とともに輸入された馬のことを指す。
もともと持込馬は内国産馬扱いであり、天皇賞クラシックへの出走制限は行われていなかった。しかし、それまで許可制であった活馬(生きている馬)の輸入が自由化された1971年、その見返りとして内国産馬振興の方針が打ち出され、その一環として1971年6月30日以降に輸入された繁殖牝馬から生まれた仔馬は外国産馬とほぼ同等の扱いを受けることとなった。競馬新聞などの馬柱には○の中に「持」のマークで持込馬であることが表記されていた。
この制限は1983年一杯で廃止され、元のように内国産馬としての扱いを受けることとなった。
==主な持込馬==

===規制以前の主な持込馬===

*月友マンノウォーの直仔。昭和初期の大種牡馬
*月城(競走名クレオパトラトマス 帝室御賞典クモハタの姉、ハマカゼの母)
*ヘキラク1956年皐月賞1957年安田賞(現・安田記念)
*ヒカルメイジ1957年日本ダービー
*ミスオンワード1957年桜花賞オークス
*マサタカラ1958年オールカマーダイヤモンドステークス
*ウイルデイール1959年皐月賞)
*キユーピツト1961年阪神牝馬特別。『華麗なる一族』最初の活躍馬)
*アズマテンラン1961年菊花賞オールカマー日本短波賞
*バリモスニセイ1964年京都盃1966年大阪杯など重賞8勝。シンザンを重賞競走で唯一破った)
*チトセオー1965年皐月賞)
*メジロマジヨルカ1966年クイーンカップ
*フイニイ1967年阪神大賞典1969年ハリウッドターフクラブ賞他。社台グループ最初期の活躍馬)
*メジロサンマン1967年目黒記念(秋)。メジロイーグルメジロパーマーの父)の父)
*シエスキイ1968年毎日王冠他)
*ジュピック1970年オークス)
*タイテエム1973年天皇賞(春)。規制直前に活躍)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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