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接着芯地(せっちゃくしんじ)とは、洋服をはじめとする衣料品をつくるとき、副素材として用いられるもので、衣服のシルエットを形づくる芯すえ作業(芯地を表地に装填する縫製の工程)を接着によって実現してしまう芯地のことをいう。 織物、編物、不織布などを基布にして、熱を加えることによって、接着性を発揮する熱可塑性の接着剤(合成樹脂)を付与したもので、使用されている接着剤の性能に適応した「温度」「圧力」「時間」にしたがって、加熱しながらプレスすることによって、衣服の表地に接着することができる。 == 特徴 == 接着芯地は衣料の縫製工程において、革命的な変化をもたらし、衣服の工業生産を高度に発展させたところに最大の特徴がある。 生産性の向上 :接着芯地というものがなかった時代、衣料の縫製工程のなかで、「芯すえ作業」は、もっぱら熟練と経験がものをいう作業で、それが工業生産として縫製のネックになっていたが、接着芯地を利用することで、短時間で均一な製品を大量に生産できるようになった。 機能性の向上 :衣服に芯地をつかう目的をおおまかにいえば「形態の安定」と「美的成形」である。時代とともに衣服の表素材は多様化し、洗濯などの消費性能の要求も高度化してゆく。接着芯地は、そういう要求性能の変化に対応しながら、美しいシルエットの実現とすぐれた型保持性という芯地本来の目的を達成するうえで、つねに中心的な役割を果たしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「接着芯地」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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