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『提督の決断III』(ていとくのけつだん・スリー)は、1996年に光栄(現・コーエー)から発売された海戦シミュレーションゲーム。第二次世界大戦を題材にした「WWIIゲームシリーズ」の第4作、「提督の決断シリーズ」の第3作。 == 概要 == 1人または、2人でプレイする(プレイステーション版では1人プレイのみ)。2人プレイは、RS-232Cケーブルまたは、モデムを用いた通信対戦で行う。 移動画面では擬似リアルタイム制を導入、戦闘画面は『提督の決断』同様HEX戦だが、空中、水上、海中と言った高度の概念が加わった。また、制海権(制空権)の概念が導入され、それが奪われた海域では基地への補給が遅れるなどの要素が盛り込まれた。 また、今作では潜航していない状態のもの(浮上中および潜望鏡深度)に限られるが、潜水艦に対する航空攻撃が行えるため、対潜戦における航空戦力(空母、基地航空隊)の重要性が前作に比べて大きく増している。 国家関係では、年を追うごとに国民が疲弊して次第に工業力(国民生産力)が低下していき、0となった時点でその国は相手勢力に降伏するため、国民生産力の弱い同盟国には外交で援助を行う必要があったり、工業力が艦船の建造期間に影響をおよぼしたり、航空機の製造可能数が上下したりといった要素がある。また、各同盟国には「母港」が設定されており、同盟関係で且つ母港を手中に収めている場合、外交で援助を行うと喪失した同盟国の艦艇が再度建造されたりする。日米以外ではオランダ、イギリス、オーストラリア、ドイツ(パワーアップキットの追加シナリオのみ)、ソ連の艦船が登場する。 前作では原則としてNPC扱いであった陸軍がプレイヤーの操作可能な戦力として位置づけられており、陸軍機(多くは雷装ができないが、戦闘爆撃機としての性格が強い戦闘機も存在する)や戦車の配備や運用が前作以上に重要になっている。また、基地司令として陸軍の将軍も多数登場する(水雷や潜水など、海軍特有のパラメータは持たない)が、前作や第一作のように陸軍が政治的に海軍の方針の足を引っ張る要素は無くなっており(提督や将軍に「性格」の隠しパラメータがあり、陸路で隣接している拠点に対してどの程度の積極性と戦力で攻撃に向かうか、程度しかプレイヤーを悩ませる要素が存在しない)、陸軍は純粋に海軍を補助する手駒としての扱いとなっている。また、本作での戦車は飽くまでも歩兵に同行する支援兵器扱いであるため、優秀な性能の戦車を非常に多く配備していても、歩兵が先に全滅してしまうと無力化してしまうなど扱いが難しい面がある。そのためかPS版では戦車は登場しない。 音楽はボブ佐久間が担当した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「提督の決断III」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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