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携帯型ゲーム(けいたいがたゲーム、)は携帯可能なサイズに小型化された家庭用ゲーム機・専用ゲームソフトや市場全般を指す分類〔携帯ゲーム機とは 〕。携帯用ゲームともいう〔「コンピュータ・ゲーム 」 Yahoo!百科事典(日本大百科全書)、2010年10月30日閲覧。〕。スマートデバイスなどの携帯電話ゲーム(モバイルゲーム)は含まれないことが多い。ソフト内蔵型のいわゆる電子ゲームは「含む」「含まない」に別れる場合もある。 == 歴史 == ゲーム機を考察する上でテレビを使用した据え置き型のテレビゲーム機とは対比される。携帯型ゲーム機は性能向上に伴い、動画・静止画・音楽鑑賞、ビデオ・オン・デマンド、電子ブックリーダー、インターネット閲覧(ウェブブラウザ)などデジタルメディアプレーヤー/ポータブルメディアプレーヤーの機能も持つようになった〔アプリケーション 〕。PlayStation VitaでPlayStation 4を遠隔操作するリモートプレイや、もう一つの画面となるセカンドスクリーンのように据え置き型ゲーム機との連動・連携も図られている〔PS4のポータブル版がついに登場!? 〕。 1976年にアメリカにおいてマテルが世界初の携帯型電子ゲーム機『Mattel Auto Race』を発売した。同社が翌1977年に発売した『Mattel Football』はヒット商品となり、各社から様々な製品が登場した。その一部は日本にも輸入された他、日本国産のものも各種登場した。1979年にはカートリッジ交換式であり、メディア交換型の携帯型ゲーム機としては世界初である「Microvision」がMilton Bradley Company社から発売される〔日本においてはカートリッジの交換は「ゲームポケコン」が初である。〕。1980年に発売された任天堂の「ゲーム&ウオッチ」シリーズは日本国内1,300万台と大ヒット商品となった〔日本貿易振興機構 - 日本のテレビゲーム産業の動向(PDF) 〕。 当時は電子ゲームと呼ばれる携帯型ゲームが主流だった。これはゲームソフト自体が本体の内蔵部品に書き込まれており、別のゲームソフトが必要になったときには本体も含めて新しいものを購入しなければならなかった。表示装置も登場人物などの形状の点滅箇所があらかじめ決められている程度の今から見ればごく簡易的なものだった。しかし、その流れは1989年に任天堂が発売した「ゲームボーイ」によって大きく変わる。当時普及していたファミリーコンピュータと同様にゲームソフトを記憶したカートリッジを交換して使用でき、液晶も縦横に点を配列した方式のものを採用したことにより、さまざまなゲームを遊ぶことを可能にした携帯型ゲーム機の原点である。安価な本体価格と熱中度の高い『テトリス』の効果で売り切れが続出するほど爆発的にヒットした〔。そこそこの性能で安価・軽量であり、乱暴に扱われがちな携帯機器(児童向け玩具)にあって足元に落下させた程度では簡単には破損しない丈夫さや電池切れを余り気にせず利用できた〔“ソーシャルゲームの先駆者” ゲームボーイ発売25周年を迎え、海外メディア改めて絶賛 〕。しかし、1990年代半ばに入ると売上が頭打ちとなり、一時市場から姿を消す寸前までになるが『ポケットモンスター 赤・緑』を発売後、小学生を中心に広がり売上ランキングで1年以上に渡り上位にランクインし続ける大ヒットとなる。それをきっかけに市場は活気を取り戻し『マリオのピクロス』などがスマッシュヒットした。また、スーパーゲームボーイはスーパーファミコンを利用してゲームボーイのゲーム画面をテレビに表示させる形式を取ることで、当時のカラー液晶画面が抱えていた欠点の改善を図ったものである。据え置き型ゲームとのデータ連動を実現させる64GBパック、携帯電話と接続したネットワークサービスを受けられるモバイルアダプタGBなど従来にはなかった遊び方も示されるようになった。 ソフトウェア内蔵型の携帯型ゲーム(電子ゲーム)については、いわゆる「ミニテトリス」(テトリス)といったキーホルダー大の商品や、1996年にバンダイの『たまごっち』が10代の女性を中心に大ヒットし社会現象にまで発展した。その後もハドソンの『てくてくエンジェル』、任天堂の『ポケットピカチュウ』を初めとする万歩計と一体化した機種などが発売された。 2013年現在、日本では据え置き型ゲームよりも携帯型ゲームをプレイしている人が多いが、米国では正反対となる〔米国ではゲーマーの多くが据え置き型ゲーム機やPCでゲームを楽しんでいる 〕。また、世界のゲームソフト売上の合計で、iOSが搭載されているiPhoneやiPadといったスマートデバイスは携帯型ゲームを上回った〔ゲーム機の覇権はiOSへ…? 2013年のQ1、iOS単体のゲーム売り上げが専用携帯ゲーム機の合計を上回る 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「携帯型ゲーム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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