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播電鉄道(ばんでんてつどう)は、かつて兵庫県揖保郡網干町(現、姫路市網干区)の網干港駅から山陽本線網干駅を経て、揖保郡新宮町(現、たつの市新宮町)の新宮町駅までの17.1kmを結ぶ軌道線 - 鉄道路線(路面電車)を経営していた事業者である。 == 概要 == 元々、鉄道の無い新宮町と山陽本線や港湾を連絡するために敷設された。網干港・網干駅前 - 觜崎(後の播電觜崎)間は龍野電気鉄道により、觜崎 - 新宮町間は新宮軽便鉄道により開業した。当初経営は好調であったが、大正時代に龍野電気鉄道と新宮軽便鉄道が合併して発足した播州水力電気鉄道の経営者が行っていた他の事業の失敗で、債務が播州水力電気鉄道に負担させられた。そのため競売により一時広島の芸備銀行(広島銀行の前身)の谷口節(たにぐち せつ〔大阪毎日新聞1924年1月1日の記事による。によると「たにぐち みさお」〕)の個人所有になったが、新会社の播電鉄道が設立され事業を引き継いだ。 その後も新宮町・龍野町の重要交通機関としての地位を持っていたが、1932年(昭和7年)に姫津線(現、姫新線)が姫路駅から播磨新宮駅まで路線を延ばすと、同線がこの付近の中心都市である姫路市に直結していたことから乗客はそちらへ流れ、費用削減努力により一時的に立ち直っていた経営は極端に悪化し、結局1934年(昭和9年)に政府補償を受けて廃線となった。 本稿では、主に同社が運行していた路線について記述する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「播電鉄道」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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