翻訳と辞書
Words near each other
・ 擩
・ 擪
・ 擫
・ 擬
・ 擬い
・ 擬い物
・ 擬える
・ 擬ひん台
・ 擬アルカロイド
・ 擬クーフィー様式
擬スカラー
・ 擬ハロゲン
・ 擬ベクトル
・ 擬ポテンシャル
・ 擬ラピディティ
・ 擬リーマン多様体
・ 擬リーマン計量
・ 擬一次反応
・ 擬三葉虫類
・ 擬二次包有物


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

擬スカラー : ミニ英和和英辞書
擬スカラー[なずらえすからー]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

擬スカラー : ウィキペディア日本語版
擬スカラー[なずらえすからー]
擬スカラー(Pseudo-scalar)は座標の反転にたいして符号が変わるスカラー
二つのベクトルA,Bドット積(内積、スカラー積)を考える(ここでは直交座標系を考える)、
: \mathbf \cdot \mathbf = A_x B_x + A_y B_y + A_z B_z
この内積において、(x,y,z)各軸を(-x,-y,-z)と反転させた時、内積の符号が変わるような場合を擬スカラーと言う。
これは、ベクトルA,B、それぞれが極性であるか軸性であるかによる。極性ベクトルは、通常の速度のようなベクトルであり、軸性ベクトル角速度や力のモーメントのようなベクトルである。極性ベクトルは座標の反転により符号が変わるが、軸性ベクトルは座標の反転により符号は不変である。このため、ベクトルA,Bが共に極性或いは軸性ならば座標の反転に対してその内積の符号は反転しないが、A,Bいずれかが極性で片一方が軸性の時は内積の符号が反転する。この場合が擬スカラーとなる。
軸性ベクトル(Axial vector)のことを、擬ベクトル(Pseudo vector)とも言う。
ベクトルA,Bがいずれも極性ベクトルで、更に第三のベクトルCを考え、これも極性ベクトルの時、次の結果、
: (\mathbf \times \mathbf) \cdot \mathbf
も擬スカラーとなる(×はクロス積(外積、ベクトル積)である)。これは極性ベクトル同士の外積は軸性ベクトルになるためである。
またスカラーポテンシャルφにおける関係、
: \mathbf = - \nabla \phi
において、ベクトルFが軸性ベクトルなら、φは擬スカラーとなる。これはベクトルFが座標の反転に対し符号が不変なので、∇部分(微分の部分)が反転に対し符号を変えるので、スカラーポテンシャルであるφも符号を変える(つまり擬スカラー)ためである。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「擬スカラー」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.