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終端抵抗(しゅうたんていこう)とは、コンピュータ機器や、無線機器などで使用するケーブルの末端に取り付ける電子部品。 ケーブル末端での信号の不要反射を防ぐためにケーブル末端の抵抗器により高周波信号のエネルギーを消費させるもの(インピーダンス整合参照)。取り付けなくても機器の利用は可能であるが、実際には動作が不安定になるなどの問題が発生することが多い。コンピュータ機器では、SCSI機器やイーサネット等で使用され、ターミネータと呼ばれることもある。 == ダミーロード == 類似のものとして、トランシーバー等無線送信機の調整時にアンテナの代わりに無誘導抵抗器(高周波においてもL性、C性にならないように工夫された特殊な抵抗器)を取り付けることがあり、ダミーロード(擬似負荷、疑似負荷抵抗、疑似空中線回路)と呼ばれる。特性インピーダンス50Ωのものが一般的である。無線送信機の送信電力がそのまま熱に変換される。終端を開放すれば電流は流れないので安全、と考えるのは適切ではない。ケーブル(伝送線路)の状態(λ/4、またはその奇数倍)によっては出力機器を短絡した場合と同じ電気的条件になったり、異常な高電圧が発生(λ/2、またはλ/4の偶数倍)したりする可能性があるため、機器を破損する恐れがある。これは、送信した電力が開放端で反射し送信機に逆流し、破損に至らしめると理解することも出来る。このように考えると、ケーブルの長さによらず、終端を開放することは危険な行為であると言える。製品として、測定器校正・アマチュア無線用の許容入力10W程度のものから、放送局等の送信施設に使用する100kW以上のものまで各種ある。連続100W・瞬間1kW程度までは自然空冷も可能であるが、それ以上になると強制空冷・油冷もしくは水冷式になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「終端抵抗」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Electrical termination 」があります。 スポンサード リンク
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