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擬足 ( リダイレクト:仮足 ) : ウィキペディア日本語版
仮足[かそく]
仮足(かそく、pseudopodまたはpseudopodium)は真核細胞にみられる細胞質の一時的な突出である。これを備えた細胞は一般に「アメーバ様」「アメーバ状」と形容される。偽足、擬足(ぎそく)、虚足(きょそく)ともいう。
==機能==
仮足は、鞭毛繊毛と並ぶ、原生生物の3つの移動様式の1つを担う。このような仮足による運動をアメーバ運動と呼ぶ。このとき細胞の運動方向を決定するものを主仮足、それ以外のものを副仮足(亜仮足)と呼び、副仮足はさらに長さに制限がない非限定仮足(indeterminate pseudopod)と長さが決まっている限定仮足(determinate pseudopod)とに区別される。
多細胞動物においても、マクロファージニューロンを始めとする遊走性細胞の多くは仮足によって運動する。創傷治癒の過程では成長因子の刺激を受けた繊維芽細胞が糸状仮足(フィロポディア、filopodium)を出して活性化し、損傷部位に移動して増殖することで傷を埋める。神経軸索や樹状突起の先端にある成長円錐からも、膜状仮足(または葉状仮足、ラメリポディア、lamellipodium)や糸状仮足が出て軸索伸長に関わっていると考えられている。ガン細胞の浸潤も膜状仮足の働きによることが知られている。
また仮足によって固形物を包みこんで細胞内に取り入れる現象を食作用といい、様々な原生生物で見られるほか、多細胞生物でもマクロファージのような細胞が食作用を行う。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「仮足」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pseudopodia 」があります。




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