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殺陣(たて)・擬闘(ぎとう)・擬斗(ぎと)・技斗(ぎと)は、演劇・映画・テレビドラマで俳優が格闘シーン時に素手素足もしくは武器を用いた演技を指す用語。 == 概要 == クレジットタイトルには時代劇で殺陣、現代劇で擬闘・擬斗・技斗と表記される。 俳優へ指導や人選をする者を殺陣師(たてし)または擬闘(擬斗・'技斗)スタッフと呼ぶ。殺陣師の上に位置する役職にアクション監督がある。アクション監督は殺陣師と違い、カメラアングルなどに関する権限も有する。日本のアクション監督に相応するのは、セカンドユニットの監督であるとされる。 ハリウッド映画では「アクションスーパーバイザー」と呼ばれており〔殺陣師・アクションスーパーバイザー 13歳のハローワーク 〕、格闘専門の指導スタッフはファイト・コレオグラファーと呼ばれる。 由来は新国劇の座長・沢田正二郎が、公演の演目を決める際に冗談で「殺人」として座付きの作家・行友李風に相談したところ、穏やかでない言葉なので「陣」という字を当てることを提案したことが「殺陣」の語源と言われている〔なにわ人物伝 -光彩を放つ-沢田正二郎 ―さわだ しょうじろう― 〕〔小川順子『殺陣という文化-チャンバラ時代劇映画を探る』世界思想社、2007年、15-16、31-32頁〕。この演目は1921年に初めて演じられたが、読みは「さつじん」であった。1936年の沢田の七回忌記念公演で『殺陣田村』として演じられた時から「たて」と読まれるようになった〔殺陣 語源由来辞典〕。 擬闘(擬斗、技斗)は、1954年(昭和29年)に製作再開された日活撮影所の殺陣師・高瀬将敏が、時代劇の殺陣に代わる現代劇の格闘振り付けの名称として使用を始める。類語の擬闘は新劇から発生した舞台用語で、時代・現代劇を問わず用いられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「殺陣」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stage combat 」があります。 スポンサード リンク
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