|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 改 : [かい] (n-suf) revision
ガンプラは、「ガンダムのプラモデル」の略称。 アニメ作品の『機動戦士ガンダム』をはじめとする「ガンダムシリーズ」において、主に劇中に登場したモビルスーツやモビルアーマー等と呼ばれるロボットや艦船を立体化したプラモデルのこと。 == 概要 == ガンプラの製造・発売元は、作品制作元のサンライズの関連会社であるバンダイのホビー事業部で、「ガンプラ」という言葉自体は、ガンダムシリーズの版権管理を手がける創通の登録商標になっている。ガンプラは日本のプラモデル史上最大のヒットで〔日経産業新聞1982年2月16日〕、バンダイを模型業界のトップに押し上げた原動力となった。なお、組み立て式プラモデルではないハイコンプロシリーズが「完成済みガンプラ」として宣伝されるなど、厳密な区別はされていない。 キャラクターモデルとしては異例なほど長期シリーズとなったガンプラは時代ごとの要請を取り入れ、色プラ・ポリキャップといった新素材の採用、接着剤不要のスナップキットの登場、関節の可動範囲の拡大等で、現在では組み立てるだけでアニメや設定に近い色分けや作中のポーズに出来る事は当たり前となっている〔『ガンプラの常識 第1次ガンプラブーム編』p80〕。 ガンプラは、1980年7月の販売開始から2015年3月末時点までの約35年間で累計4億4500万個を出荷している。近年は日本のみならず世界中で販売されており、2014年度単年度では総出荷数1100万個のうち約3割に当たる330万個を海外に出荷した〔「ガンプラ」の3割はすでに海外で売れている 日経ビジネス 2015年7月17日〕〔『ガンプラの常識 第1次ガンプラブーム編』p78〕。特に人気が高いのはアジア地域で、韓国には2014年度の海外総出荷数の約3割に当たる100万個を出荷している〔。また、元々日本の漫画文化が浸透していた台湾や中国などでも、日本とそれほど変わらない感覚でガンプラが受け入れられている〔。欧米ではファーストガンダムより、平成ガンダムシリーズに分類される『機動武闘伝Gガンダム』や『新機動戦記ガンダムW』など、近年では『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム00』の人気が高いことから、それらを中心としたガンプラが販売されている〔『ガンプラの常識 第1次ガンプラブーム編』p79〕。また、三国志演義をベースとしたSDガンダム『BB戦士三国伝』は、三国志になじみ深いアジアのほか、アメリカなどの市場で人気がある〔。価格については輸出のコストや関税の関係から、日本での販売価格より基本的に高い〔。 ガンプラブーム後も後続の作品群・ガンダムシリーズの展開に合わせて数多くのキットが発売され、旧作のキットもモデルチェンジと再生産が行われている。1990年代中頃よりMG(マスターグレード)、HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)といった高級モデルも展開された。模型店、玩具店以外にも家電量販店など販売場所も増えている。 2000年代に入るとプラスチック原料の原油価格高騰の影響で価格は上昇傾向にあり、2008年2月27日には、検討中という形で、MGとHGUCの定価を5月頃から現在よりも10パーセントから20パーセントほど引き上げるとバンダイが公表していた。これは全商品を一気に上げるのではなく、再発売時にそのモデルから値上げという形を取るものとしている。ガンダム00シリーズに関しては、最初からその価格上昇分を見越した価格設定だとされている。バンダイ広報部は「新たなパーツやブックレットを付けるなど、付加価値のある商品仕様に変更して、価格を改定する」としている。2008年9月に再版の「SDガンダムちーびー戦士」シリーズは、全商品が初版よりも100円から200円上乗せされた価格で販売された〔2007年から2008年にかけて再発売されたキャラクターモデルも当時より価格が上乗せされて販売されているものがある。〕。ただし、2015年4月現在において、ほかの発売済ガンプラの価格変動は生じていない。 ガンプラブーム後も販売は継続され、その人気の根強さはバンダイに「男の子のサンリオ的な商品としてガンダムを育てあげたい」〔マーチャンダイジングライツレポート1984年3月号〕という方針を取らせた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ガンプラ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gundam model 」があります。 スポンサード リンク
|