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放浪の騎士 : ミニ英和和英辞書
放浪の騎士[ほうろう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

放浪 : [ほうろう]
  1. (n,vs) wandering 
騎士 : [きし]
 【名詞】 1. knight 

放浪の騎士 ( リダイレクト:ダンクとエッグの物語#放浪の騎士 ) : ウィキペディア日本語版
ダンクとエッグの物語[だんくとえっぐのものがたり]

ダンクとエッグの物語』は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズである『氷と炎の歌』の世界を舞台にした中編のシリーズである。現在まで3作が書かれている。
* 放浪の騎士 (''The Hedge Knight'')
* ''The Sworn Sword'' (日本語未訳)
* ''The Mystery Knight'' (日本語未訳)
上の3作をおさめた『''A Knight of the Seven Kingdoms''』が2015年10月6日に出版された(日本語未訳)。
シリーズは、『氷と炎の歌』の時代より前の、伝説的な〈王の盾〉(近衛騎士団)の総帥であり、サー・ダンカン・ザ・トール(“のっぽのサー・ダンカン”)と呼ばれることになるダンクと、後にエイゴン・ターガリエン五世として王位につくことになるエッグの冒険を、『氷と炎の歌』の時代の89年前から長期にわたって描くことになっている。作者は、2人の主役のほぼ全人生を描くため、6篇から12編の物語が書かれるだろうとインタビューで語っている。
:''『氷と炎の歌』シリーズの第1部から第3部には岡部宏之による旧版と、酒井昭伸による新訳語を用いた改訂新版が存在し、両版の間では多くの名称の日本語訳が変更されているため、以下においては新訳語を用い、最初に使用された箇所では括弧内に旧訳語を示す。
』は、ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズである『氷と炎の歌』の世界を舞台にした中編のシリーズである。現在まで3作が書かれている。
* 放浪の騎士 (''The Hedge Knight'')
* ''The Sworn Sword'' (日本語未訳)
* ''The Mystery Knight'' (日本語未訳)
上の3作をおさめた『''A Knight of the Seven Kingdoms''』が2015年10月6日に出版された(日本語未訳)。
シリーズは、『氷と炎の歌』の時代より前の、伝説的な〈王の盾〉(近衛騎士団)の総帥であり、サー・ダンカン・ザ・トール(“のっぽのサー・ダンカン”)と呼ばれることになるダンクと、後にエイゴン・ターガリエン五世として王位につくことになるエッグの冒険を、『氷と炎の歌』の時代の89年前から長期にわたって描くことになっている。作者は、2人の主役のほぼ全人生を描くため、6篇から12編の物語が書かれるだろうとインタビューで語っている。
:''『氷と炎の歌』シリーズの第1部から第3部には岡部宏之による旧版と、酒井昭伸による新訳語を用いた改訂新版が存在し、両版の間では多くの名称の日本語訳が変更されているため、以下においては新訳語を用い、最初に使用された箇所では括弧内に旧訳語を示す。
==放浪の騎士==
シリーズ最初の中編であり、ロバート・シルヴァーバーグによって編集されたアンソロジー“Legends”(日本語題『伝説は永遠に』)に収められて1998年に出版された。後に6冊からなるコミックになり、さらに グラフィックノベルとしてまとめられている。
夜の間に放浪の騎士サー・アーラン・オブ・ペニトゥリーが亡くなり、従者である大男のダンクはサー・アーランを埋葬し、最後の祈りを唱える。今後進むべき道を考慮した末、ダンクはアシュフォード(アッシュフォード)への旅を続け、騎士として馬上試合に出ることにする。サー・アーランの鎧、武器、3頭の馬、そして残りの金を引き継ぐ。街道沿いの旅籠で、ダンクはエッグと言う名の頭を剃った少年に出会い、少年はダンクの従者になってやると申し出る。サー・ダンカン・ザ・トールと名乗るようになったダンクは断るが、エッグは密かにアシュフォードまでダンクを追いかける。ダンクは少年の情熱に感じ入り、馬上試合に備えてエッグを従者とする。
アシュフォードで、ダンクはペイトという職人に鎧を作ってもらうため、1頭の馬を売る。ダンクは、サー・ステッフォン・フォソウェイの従兄であり従者である、レイマン・フォソウェイの友人になる。騎士である証拠がないため、ダンクは馬上試合には出られないと思われたが、プリンス・ベイラー(ビーラー、ベーラー)・ターガリエンが保証人となってくれる。ベイラーが、サー・アーランの血筋でないものはその武器を引き継ぐことはできないと言ったため、ダンクはドーン出身の人形遣いの娘に盾の塗り直しを依頼する。ダンクはエッグを肩車し、庶民に交じって最初の日の試合を見学する。鮮やかな武技が見られたあと、プリンス・イーリオン(エリオン)・ターガリエンはサー・ハンフリー・ハーディングの馬を殺すという不名誉な行動をとる。
その夜、ダンクがフォソウェイ家のテントでレイマンと酒を飲んでいた時、人形遣いの娘がプリンス・イーリオンに痛めつけられているとエッグが知らせに来る。ダンクは思わず彼女を守り、イーリオンをの顔を殴り足蹴にしてしまう。王室の護衛はダンクを逮捕し、エッグは自らがイーリオンの弟のプリンス・エイゴン(イーゴン、エーゴン)であることを明らかにする。エッグは牢にダンクを訪れ、イーリオンの上の兄のプリンス・デイロン(ディーロン、デーロン)の従者になるつもりだったが、戦士には向いていないためにデイロンが一行をまいて逃げ出し、従者になる夢を果たすために、エイゴンはエッグと名を偽っていたと言う。再びプリンス・ベイラーと会い、ダンクはプリンスを殴った手と蹴った足の切断刑を受けるよりは決闘裁判を選ぶ。プリンス・イーリオンは〈七の審判〉を要求し、その兄であり、旅籠で酔い潰れていたプリンス・デイロンもまた、エイゴンを誘拐した罪でダンクを告発する。アシュフォード公、プリンス・ベイラー、そしてエリオン、デイロン、エッグの父であるプリンス・ミーカー(メーカー)からなる会議は、プリンス・イーリオンの要求を受け入れざるを得ない。ダンクは告発側の7人の騎士に対抗して、共に戦ってくれる6人の擁護者を見つけなければ、裁判を放棄して刑を受け入れざるを得ない。
ステッフォン・フォソウェイがダンクの最初の仲間となる。レイマンとステッフォンは、他にも仲間を探してくると約束する。エッグもまたダンクのために擁護者を見つけてくると約束する。プリンス・デイロンがテントに現れる。デイロンは酔いつぶれていた間に弟の行方を見失ったため、ダンクへの告発をでっち上げたと白状し、父親ミーカーが〈王の盾〉から3人を決闘に出すつもりであると警告する。デイロンはまた、死滅したはずのドラゴンとダンクの夢を見たといい、自分の夢は常に正夢になるため、ターガリエン家の象徴であるドラゴンの死は、ダンクがターガリエン家の者を殺すことではないかと恐れる。
ダンクは再び職人のペイトに会い、人形遣いの娘が去る前に託していた新しい盾を受け取る。決闘の朝、レイマンは、イーリオンから受けた屈辱の復讐を求める、サー・ハンフリー・ハーディングとサー・ハンフリー・ビーズベリーを連れて戻る。エイゴンは、初の〈七の審判〉で名を上げようとしていた、サー・ロビン・リースリングと“笑う嵐”サー・ライオネル・バラシオンを連れてもどる。ステッフォンも戻るが、領主にするという報酬に釣られて告発者側に移って戦うと言う。従兄の裏切りに怒り、レイマンは騎士となってステッフォンの代わりに戦いたいと言うが、ダンクは騎士に叙することを躊躇する。ダンクがアシュフォード公に呼ばれている間に、ライオネルがレイマンを騎士に叙する。7人目の騎士が見つからないため、ダンクは観衆に訴えかけるが誰も進みでない。ついに、家族のうち3人が告発者の側で戦うにもかかわらず、プリンス・ベイラー自身がダンクの擁護者に加わると宣言する。
会場の両側に14人の擁護者が並び、馬上試合を始める。ダンクはイーリオンに向かうが、すぐに落馬する。敗北の瀬戸際で、ダンクはイーリオンを引きずり倒し、大きな体と路地での喧嘩の要領でイーリオンを彼自身の盾で殴り、降伏させる。イーリオンは告発を取り下げ、裁判は終わる。戦いで二人のハンフリーが命を落とす。戦いの後、ベイラーがダンクに近づき祝福するが、酔っているかのように見える。潰れた兜を脱いだ時、息子のために作られたさほど頑丈ではない兜が、頭への打撃を防げなかったことが明らかになり、デイロンの予知夢は現実になる。葬儀の後、プリンス・メイカーはダンクに会い、自分の棍棒がベイラーを殺したと言う。彼は息子イーリオンの行動を残念に思い、ダンクが家来となり、エイゴンを従者として教育してくれと申し出る。ダンクは旅を続けたいといい、エイゴンを従者にしてイーリオンよりもまともな騎士にすると申し出る。ダンクとエッグは、ダンクが助けた人形遣いの娘を探すためにドーンに旅立つ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ダンクとエッグの物語」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tales of Dunk and Egg 」があります。




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