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放置座礁外国船(ほうちざしょうがいこくせん)とは、沿岸で座礁したまま放置された外国船で、船主側の撤去拒否や行方不明等で処理の見込みが立たない船のこと。海外売船されて外国籍船舶になり日本から出港した船舶が座礁し放置されるケースも多い。改正船舶油濁損害賠償保障法後、売船されたベリーズ船籍浚渫船「豊栄」が平成22年12月23日に宮崎市折生迫で座礁し放置されている〔「国にも撤去責任」 座礁船放置で宮崎市漁協が損賠提訴 2013年10月25日 宮崎日日新聞 〕。2005年現在、日本で10隻の放置座礁外国船が確認されている。 ==放置される原因== 座礁した船の撤去には多額の費用を要することとなるが、船主の財政難、船主責任保険(PI保険)未加入などにより費用が捻出できず、撤去が不能となるケースが多い〔なぜ撤去は進まない?乗り揚げ放置の外国船 海洋政策研究財団 〕。サブスタンダード船は、PI保険未加入である比率が高い。船舶油濁損害賠償保障法が適用された後、日本に入港するためには、PI保険の加入が必要となった。サブスタンダード船は日本の港への入港が不可能と見られたが質に問題があると思われるPI保険に加入して日本に入港するようになった。質に問題があるかどうかは、船舶が座礁するまで証明されない問題もある。2007年4月17日に宮城県山元町沖で座礁したセントビンセント・グレナディーン籍の貨物船「JANE号」が良い例である。第2管区海上保安本部は改正海洋汚染防止法を全国で初めて適用したが、すみやかに撤去されなかった。 海外売船されて外国船籍船として日本から出港する多くの元内航船のケースでは経費を抑えるために検査が簡単、又はほとんど検査を行わなくても登録が出来る便宜置籍船国に船が登録される。問題のある便宜置籍船国は自国に登録される船舶が国際条約を順守する監視・監督を怠り、責任を負わない〔便宜置籍船〕。ポートステートコントロール(PSC:外国船舶監督官)の検査が簡単だったり、検査に来なかったりするので、問題があるにも関わらずサブスタンダード船の状態で出港できるケースがある。問題がある状態のサブスタンダード船である確率が非常に高いので出港後に海難(座礁)を起こす。コスト削減の1つにPI保険に加入しない例があった。結果として改正船舶油濁損害賠償保障法以前に放置された全ての外国船籍船はPI保険未加入であった〔放置座礁船問題への取組み(運輸政策研究機構ホームページ) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「放置座礁外国船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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