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政教分離の歴史(せいきょうぶんりのれきし)では、政教分離の歴史、政治社会と宗教の関係性の歴史、とりわけ政教分離が重視されたヨーロッパのキリスト教国家を中心に概観する〔ヨーロッパに限定する根拠は森安達也『近代国家とキリスト教』の観点に基づく。〕。政教分離の画期としては叙任権闘争,宗教戦争,フランス革命がある〔世界大百科事典「政教分離」〕。 中世の西ヨーロッパ世界では、古代ローマ帝国の帝権(皇帝の権力)の延長線上に自身を位置づけ、世俗世界での至上権を主張するドイツの皇帝と、キリスト教信仰と教会組織を持ち不可謬権と聖書解釈を独占しようとするローマ教皇が、それぞれローマ法とカノン法という独自の法を持ち、権力と権威を二分していた。教会の取り込みは政治的にも重要視され、叙任権闘争では皇帝と教皇の優位性が争われた。 宗教戦争や宗教改革を経た近代になるとジョン・ロックやフランス革命などでは信教の自由は自然権とされ、多くの近代世俗国家・国民国家で、信仰生活と政治活動は分離されるべきであるという政教分離原則が憲法に取り入れられた。今日では教会を国教制(イギリス)、公法上の法人格(ドイツ)、私法上の組織(アメリカ・フランス)として扱いは異なるが、国家と霊性を分離し、信教の自由を認めるのが一般的である。 == 初期キリスト教思想(〜500年) == プラトンでは、個人的な徳の問題が公的なポリス政治の問題と結びつき、哲人王の支配の下、ポリスの公的領域を拡大し私的領域を縮小することが理想とされ、政治秩序に相対的な価値しか認めず、個人の内面道徳との懸隔を見るキリスト教以後の政治思想と大きく異なる。 また霊性(スピリトゥアリタス、Spiritualitas)は、プラトン主義においては「霊(プシュケー)」を持っていることで人間が本質的に神と同族とされ、旧約聖書では「霊(ルーアッハ)」は人間を活かす生命力であり、肉とともに神と関係する人間を示し、新約聖書の「霊(プネウマ)」は人間的な意味を持ち、神の霊と人間の霊とは区別された。エイレナイオスは霊と肉の区別を批判し、その傾向が著しいグノーシス主義を排斥した。12・13世紀に教皇権が高まると霊性は教会聖職を指すようになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「政教分離の歴史」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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