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教衆(きょうしゅう、, )とは、広義には正教会の教役者、すなわち、神品、および正教会の奉神礼において神品を補助する者の総称であるが、狭義には奉神礼において神品を補助する者のみを指す。現代の日本正教会では後者(狭義)の用例が多い。ロシア語から片仮名転写された「クリル」との表記もある。 教衆には、以下の者が含まれる。 *神品(聖務者) *主教(総主教・エクザルフ・府主教・大主教含む) *司祭(首司祭・長司祭・修道司祭・掌院・典院含む) *輔祭(首輔祭・長輔祭・修道輔祭を含む) *(狭義の)教衆(堂務者) *副輔祭 *堂役 *誦経者 *詠隊 「聖務者(せいむしゃ)」「堂務者(どうむしゃ)」の語は明治時代の正教会の文献に載せられてはいるが、現代の日本正教会においてはあまり日常的な用語ではない。現代の日本正教会では狭義の語法として、堂務者のみを指して教衆と呼ぶケースが多い。 正教会で「聖職者」と言った場合には通常、神品(聖務者)のみを指し、堂務者は含まない。 機密及び奉神礼を執行する権能を主教は持ち、その権能の一部を司祭は主教から授与され、輔祭は奉神礼を輔佐する。堂務者は奉神礼を補助するが、補助の内容は輔祭に比べて限定されている。 ==参考文献== *ミハイル・ソコロフ著、木村伊薩阿克訳『正教奉神礼』日本正教会(明治24年3月) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「教衆」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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