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文 成覚(ふみ の じょうかく〔旧仮名遣いでの読みは「ふみのじゃうかく」。〕、生没年不明)は、日本の飛鳥時代の人物である。姓)は直。東漢福因の子とする系図がある〔鈴木真年『百家系図稿』巻10,倭漢氏,弟腹(宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年 による)〕。冠位は贈小錦下。壬申の乱に おける大海人皇子(天武天皇) 方の功臣。 直姓の文氏(書氏)は、東漢氏に属する渡来系の氏族。壬申の乱について記述する『日本書紀』の中に、成覚は現れない。 『続日本紀』が、霊亀2年(716年)4月8日に、壬申の年の功臣の子に田を与えたことを記す中に、「贈小錦下文直成覚の息、従七位上古麻呂」とある。後に、天平宝字元年(757年)12月9日に、贈小錦下文直成覚が与えられた壬申の年の功田4町が、中功にあたり、2世に伝えるべきことを太政官が決めた。716年に子に与えた田の扱いを757年に定めたものであろう。これにより、文成覚が壬申の乱に大海人皇子の側にたって参戦しこと、子に文古麻呂がいたことがわかる。 没年は不明だが、同じ文直(書直)の書智徳が天武天皇10年(681年)12月10日に連の姓を与えられており、このとき他の文直も連に改まったと考えられるので、「文直成覚」の死はそれ以前と推測できる。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「文成覚」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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